MLBロサンゼルス・ドジャースとニューヨーク・ヤンキースは現地10月25日、ワールドシリーズ（WS）第１戦に臨んだ。両投手が好投する中、ヤンキースの４番が一発を放った。

【画像】大谷翔平＆真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選！ 　今回のWSは両リーグのMVP最有力候補の大谷翔平（ドジャース）とアーロン・ジャッジ（ヤンキース）をはじめ、球界を代表するスター選手擁する名門球団同士の対決とあって、開幕前からメディア、ファンを中心に多くの注目が集まっていた。

　注目の大谷の第１打席は初球、高めのフォーシームを捉え、大きな当たりとなったがセンターフライ。第２打席はカットボール、シンカーで追い込まれてからの135キロのナックルカーブで空振り三振となった。

　ドジャース先発ジャック・フラハティ、ヤンキース先発ゲリット・コールが互いに４回まで無得点のピッチングを続ける。しかし５回にドジャースはキケ・ヘルナンデスが初回のフレディ・フリーマン以来の出塁となるスリーベースヒットでチャンスを作ると、ウィル・スミスがライトへの犠牲フライを放ち待望の先制点を奪った。

　しかし流れは６回表にヤンキースに傾いた。フアン・ソトがセンターへのヒットで出塁すると、ジャンカルロ・スタントンが1-2に追い込まれてからの４球目を振り抜き、レフトポール際、ブルペンに着弾する特大HRに。打球速度116.6マイル（約187.6キロ）、角度35度、飛距離412フィート（約125.5キロ）を記録した。

　これでスタントンは優勝決定シリーズ第３戦から４試合連続のホームラン。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、ポストシーズン４試合連続HRは史上初であり、さらに打球速度116.6マイルも2015年にスタットキャストによる計測が始まって以降、WS最速記録だという。

　また、この一発に地元メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者はXで「ジャンカルロ・スタントンは引き続きドジャースのキラーであり、プレーオフのヒーローでもある」と絶賛。スタントンはドジャースタジアムでキャリア通算打率.309、10本塁打（試合前時点）と得意にしており、マイアミ・マーリンズ時代には場外HRを放ったこともある。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】「ドジャースキラー」スタントンが放った特大HR！