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「全てはジャッジの落球から始まった」NY紙が世界一逃したヤ軍のジャッジとソトを辛辣批判「将来が不透明なまま100万ドルの疑問とともにシーズン終了」

THE DIGEST編集部

2024.10.31

落球したジャッジ(左)と勝負所で打てなかったソト(右)。(C)Getty Images

 MLBロサンゼルス・ドジャースは現地10月30日、ニューヨーク・ヤンキースとのワールドシリーズ第5戦に臨み、7-6で勝利。4年ぶり8回目の世界一に輝いた。試合後にはヤンキースの選手らにNYメディアから批判の目が向けられた。

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 1勝3敗と王手をかけられて今回の試合を迎えたヤンキース。初回にフアン・ソトが四球を選び、アーロン・ジャッジが今WS初HRとなる2ランホームラン、ジャズ・チゾムJr.のソロHRで先制。さらに2回3回にも1点ずつ加え、5-0とリードを奪い流れを作った。

 しかし5回、作った流れを崩したのもヤンキースの選手自身だった。先発投手ゲリット・コールがこの試合初めてのヒットを浴びると、ジャッジが簡単なフライを落球。さらに遊撃手アンソニー・ボルペも送球が乱れ、無死満塁のピンチを招く。その後2者連続三振でこのまま切り抜けられるかに見えたが、今度はコール自身がベースカバーのミスを犯しタイムリーヒットで初得点を許すと、そこからさらに4失点し同点に追いつかれた。

 その後は互いに犠牲フライで得点を重ね、ヤンキースは6-7で敗北。15年ぶりの世界一への夢は絶たれた。試合後に地元メディア『New York Post』は「全てはジャッジの落球から始まった」と指摘。そして、「ワールドシリーズで惜しくも敗れたことは、おそらく死ぬまで心に残ると思う。他の全ての敗北と同じように、それらのものは消えない。それらは途中での戦いの傷跡だ。私のキャリアが終わった時には、多くの戦いの傷跡があるが、多くの勝利も得られていることを願っている」とのジャッジのコメントを引用した。

 今季ポストシーズンの大半で不調に苦しんだジャッジは49打席で打率.184、20三振というレギュラーシーズンからは考えられない低調な成績となった。

 また、同メディアは主軸のひとり、ソトについても批判。今回の試合も3四球、1安打と悪くない成績を残したものの、リードを許した8回の大事な場面で打てなかったことから「ヤンキースの将来が不透明なまま100万ドルの疑問とともにシーズン終了」と評した。

構成●THE DIGEST編集部

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