世界一のトロフィーに手をかける粋な１枚が話題になっている。

　現地10月30日、MLBワールドシリーズ第５戦が行なわれ、ロサンゼルス・ドジャースがニューヨーク・ヤンキースを７対６で下す逆転勝利で通算成績を４勝１敗とし、４年ぶり８度目のワールドチャンピオンに輝いた。大谷翔平と山本由伸は移籍１年目でいきなり頂点まで駆け上がった。
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　大谷は第２戦で左肩を亜脱臼してしまい決して本調子ではなかったが、今シリーズ５戦にフル出場。本塁打と打点は挙げられなかったが、相手投手の警戒心は強く存在感は人一倍だった。

　今季のレギュラーシーズンはMLB史上初の「50本塁打-50盗塁」を達成するなど、ホームラン（54本）と打点（130）のリーグ二冠王を奪取。さらにイチローを超えとなる日本選手最多盗塁（59）を更新し、バットだけでなく足でも異次元の活躍を見せた。

　メジャー７年目でたどり着いたポストシーズンの舞台でも得点圏で勝負強さを発揮。ホームランや適時打でチームを盛り上げ、名門ヤンキースとの頂上決戦では左肩負傷を押して強行出場し、自身初のチャンピオンリングを掴み取った。
  　数々の記録を塗り替えてきた日本人スターの経歴に加わったワールドチャンピオンの肩書きに、MLBも異例の賛辞を贈っている。同サイトの公式SNSに大谷の愛犬であるデコピンがワールドシリーズの優勝トロフィーに前足を触れる特別な写真を公開。「今すぐ一緒にワールドシリーズ優勝を祝おう。いい子だね、デコイ」と、大谷にとって癒しの存在である相棒を使用して初タイトルを祝福した。

　大谷は試合後の記者会見で真美子夫人とデコピンの存在について、「感謝しかないですね」と話す。「長いシーズンですし。僕は慣れてますけど、シーズンを戦う160試合プラス（＝ポストシーズン）というのは彼女はそうではないので。長いシーズンを支えてもらったというのは感謝していますし、来年以降も頑張っていきたいなと思っています」と家族への想いを明かし、二刀流復活となる来シーズンへ意気込んだ。

構成●THE DIGEST編集部 

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