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「敗北は死ぬまでつきまとう」WS初本塁打も痛恨エラーの主砲ジャッジが“悲しき終戦”にショックを隠せず!「僕たちは代償を払わされた」

THE DIGEST編集部

2024.10.31

遅まきながら調子を上げていたジャッジだが…。消化不良のまま、早すぎる終戦を迎えた。(C)Getty Images

 復調の気配をみせていた主砲は、悲しき終戦にも気丈に言葉を絞り出した。

 現地10月30日、MLBワールドシリーズ(WS)の第5戦が行なわれ、ここまで3勝1敗のロサンゼルス・ドジャースは敵地でニューヨーク・ヤンキースと対戦。5点を先行されながら5回表に一挙5点を奪って追いつき、その後もシーソゲームを展開してついに8回表、勝ち越しに成功する。最後はウォーカー・ビューラーがクローザーとして登場してシャットアウト。激戦を7対6で制し、見事4年ぶり8回目の世界制覇を成し遂げた。
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 試合後の囲み取材に応じたのが、ヤンキースの主砲であるアーロン・ジャッジだ。WSに入ってからも大不振が続いて批判の的となっていたが、第4戦でタイムリーを放ってひと息つくと、第5戦では第1打席で強烈な2ランを叩き込んでみせた。ヤンキースタジアムの大観衆を狂喜乱舞させ、チームに序盤の大量リードをもたらした。

 しかし――。5回表、なんでもないセンターライナーを注意力散漫で捕球できずにエラー。無死一、二塁とチャンスを広げられると、ヤンキースはここからさらにふたつのエラーを重ねてしまう。結局1イニングで5失点を喫して同点とされ、ジャッジのエラーが大逆転負けの口火を切ったとも言える。
 
 32歳の英雄は「プレーを決められなかった」と落球を猛省。そのうえで「ドジャースのような相手に余計なミスをしてはいけない。自分がミスをしてさらにふたつのミスが起こった。あれがなければまるで違うストーリーが描けていたはずだ。僕たちは代償を払うことになった」とコメントした。

 そして「ワールドシリーズの敗北は死ぬまで僕につきまとうだろう。たぶんね。ほかの敗戦と同じように、そういうものは消えないから」と話し、「キャリアを終えるときにたくさんの傷を負っていると思うけど、その過程でたくさんの勝利も挙げていることを願うよ」と続けた。

構成●THE DIGEST編集部

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