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MLB

来季、二刀流復活に手応え? 超一流打者・大谷翔平の異次元シーズンに海外記者が感嘆「トミー・ジョン手術から回復している最中なのに」

THE DIGEST編集部

2024.10.31

大谷はドジャース加入1年目でWS優勝を成し遂げた。(C)Getty Images

大谷はドジャース加入1年目でWS優勝を成し遂げた。(C)Getty Images

 二刀流復活に向け、確かな手応えを口にしている。

 現地10月30日、ロサンゼルス・ドジャースとニューヨーク・ヤンキースのワールドシリーズ第5戦は王手をかけていたドジャースが7対6で逆転勝利を飾り、4年ぶり8度目のワールドチャンピオンを成し遂げた。大谷翔平と山本由伸はチーム移籍1年目で、いきなり世界一に輝き歓喜のシャンパンファイトを浴びた。
【画像】メジャー7年目で初のワールドシリーズ制覇!左肩亜脱臼乗り越え、笑顔溢れるドジャースの大谷翔平を特集!

 異次元のシーズンを最高のカタチで締めくくった。昨オフ、プロスポーツ史上最高額となる10年総額7億ドル(約1015億円=当時)の破格的な金額でドジャースと契約を結んだ大谷。右肘手術の影響で打者専念の2024年シーズンは、まさに歴史に残るものとなった。

 打撃三部門で最後まで三冠王を争い首位打者は惜しくも逃したが、本塁打と打点の二冠を獲得。リーグ2位だった59盗塁はイチローを抜く日本選手最多記録を樹立し、新たな進化を示した。

 初のポストシーズンでも、偉才の勢いは止まらなかった。地区シリーズ初戦のサンディエゴ・パドレス戦でいきなりホームランを放ち、本拠地ファンを盛り上げた。大舞台のワールドシリーズ第2戦では左肩を亜脱臼するアクシデントも、敵地での第3戦に強行出場。痛みを抱えながらも、グラウンドに立つ姿は名門ヤンキースに大きなプレッシャーを与え、チームを勇気づけた。
 
 満身創痍ながらドジャースの4年ぶり世界一奪還に貢献した大谷の姿には海外記者も感服している。MLBやMLS、全米ゴルフなど豊富な米スポーツの情報を配信するポッドキャスト番組『Cualpodcast』のホストを務めたジーザス・アラウージョ氏は、「ショウヘイ・オオタニがワールドシリーズチャンピオンだ。日本シリーズのチャンピオンでもあり、(昨春の)ワールド・ベースボール・クラシックのチャンピオンでもある」と祝福のメッセージを送った。

 加えて、「今シーズン、彼はトミー・ジョン手術から回復している最中なのにだ。そのことを思い出そう」と補足し、本来の大谷のポジションは”投手”であることをあらためて記述。来季へのさらなる活躍に期待を寄せた。

 大谷は試合後、スタジアム横に設置されたMLB専門局『MLB Network』のインタビューに出演。来季の投手復帰時期を問われると、「来年の開幕をもちろん目指してますし、1回目の手術よりだいぶプロセスはいい感じのフィーリングなので。来年合わせたいなと思います」と力強く、”投手・大谷”の復活を宣言した。

構成●THE DIGEST編集部 

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