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4年ぶりWS制覇のドジャースファンが敵地NYで狂喜乱舞。深夜まで続いた異様な宴に米記者は唖然「パーティーはまだ続いている...」

THE DIGEST編集部

2024.11.01

ドジャースが4年ぶり8度目のWS制覇。大谷と山本は移籍1年目で世界一の美酒を味わった。(C)Getty Images

 敵地での異様すぎる宴が注目されている。

 現地10月30日、ロサンゼルス・ドジャースとニューヨーク・ヤンキースのワールドシリーズ第5戦がヤンキー・スタジアムで行なわれ、ドジャースが7対6で逆転勝利。通算成績を4勝1敗とし、4年ぶり8度目のワールドチャンピオンに輝いた。スタジアムの外ではドジャースファンによる歓喜のダンスパーティーが深夜まで続いた。
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 前日に続き左肩亜脱臼と万全でないなか、1番・指名打者で先発出場した大谷はノーヒットに終わったものの、チームは5回に相手守備の乱れから一挙5得点を奪い試合を振り出しに戻した。そして6対6で迎えた8回1死一、三塁の勝ち越しのチャンスに大谷が登場。ここは打撃妨害で出塁して満塁に広げると、2番ムーキー・ベッツがきっちりと犠飛を放ち、決勝点をお膳立てした。

 最大5点のビハインドを跳ね返したドジャースは9回、2日前に先発したばかりのウォーカー・ビューラーを投入する。今季わずか1勝と不振にあえいだ30歳の右腕がデーブ・ロバーツ監督の期待に応え、2つの三振を奪い総力戦を制すと大谷はベンチからチームメイトと一緒にマウンドに駆け寄り喜びを爆発。メジャー移籍7年目で掴んだ悲願の戴冠を喜び分かち合った。
 
 ワールドチャンピオンの瞬間、ヤンキー・スタジアムに集まったドジャースファンは狂喜乱舞。ロサンゼルスのパブリックビューイングで観戦していたファンも、愛するチームの悲願成就に大興奮。街にはドジャースファンの歓声が鳴り止まなかった。

 試合終了後もファンの興奮は冷めなかった。米放送局『Fox Sports』のMLB専門アカウントによると、ドジャースファンによって球場の外で歓喜のダンスが次々と行なわれた。異様な熱狂ぶりを動画で共有すると、文面には「ドジャースファンのパーティーはまだ続いている...」と伝えた。

 敵地での異例な状況に米記者も開いた口が塞がらない。米スポーツメディア『The Sporting Tribune』のCEOアラシュ・マルカジ氏も、自身のXにニューヨークで繰り広げられるドジャースファンのダンスパーティーをレポート。深夜0時をすでに過ぎているにもかかわらず、大音量の音楽が鳴り響き、ドジャースファンが「フォー!!」「ワールドチャンピオン!LA!!」「Yeah!!レッツゴー!ドジャース」などなど絶叫。お祭り騒ぎする現場に唖然としていた。

 今回のワールドシリーズは、ドジャースとヤンキースという東西の名門球団が43年ぶりに激突。しかも、ともにリーグ最高勝率で大谷翔平とアーロン・ジャッジの両リーグ本塁打王同士の直接対決という例年にない高い注目度となり、日米の野球ファンを連日釘付けにした。事実、本シリーズ全体で見ても、今回の平均視聴者数は第4戦までで1498万人を記録。7年ぶりの高水準だった。

 無論、LAファンをこの日熱狂させるほど大きな原動力となったのはドジャースの背番号17であることは言うまでもない。

構成●THE DIGEST編集部 

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