MLB

リンドーアが健闘も、大谷翔平の受賞に「疑いの余地がない」 両リーグのMVPは「ここ数年で最も明白」と米メディア見解

THE DIGEST編集部

2024.11.03

MLB史上初の50-50を達成した大谷は、ナ・リーグMVPの最有力候補と言われている。(C)Getty Images

 日本の偉才をMVPに推す声が根強い。

 現地11月2日、米スポーツサイト『Bleacher Report』は、「2024年のMVP:ワールドシリーズでドジャースがヤンキースを撃破した後のレースを予想」との見出しを打ち、あらためて両リーグの今季MVPを予想。ナ・リーグはロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平、ア・リーグはニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジが最有力に挙げられている。

 打者専念の今季も日本人スターが快進撃を見せたのは周知の通りだ。レギュラーシーズン162試合中159試合に出場すると、打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁、OPS1.036という圧巻のハイアベレージをマーク。前人未到の「50(本塁打)-50(盗塁)」を達成し、2年連続の本塁打王、さらに自身初の打点王など数多くの偉業を成し遂げた。

 そんな大谷のパフォーマンスを踏まえ、「ナ・リーグMVPを獲得するのに十分だろうか?」と問いかけた同サイトは、「表面的な答えは簡単だ。しかしよく見てみると、指名打者(DH)専任の選手がMVPに輝いたことはなく、投票者がこの歴史を保とうとすれば、受賞の扉がニューヨーク・メッツのフランシスコ・リンドーアに開くかもしれない」と指摘している。
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 そのうえで、「シーズン終盤にリンドーアがMVPレースに疑問を投げかけたが、それでもオオタニとジャッジのMVPに疑いの余地はないだろう」と見解を披露。「彼らがここ数年で最も明白な勝者だ。DHというポジションへの批判には、もう二度と見られないかもしれない歴史的なシーズンで応えた。彼の立場は、さらに強固なものとなっている」と称賛した。

 今季もさまざまな意見が飛び交うMVP論争だが、はたして誰が受賞者に選ばれるのだろうか。MVP発表は、現地21日に予定されている。

構成●THE DIGEST編集部

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