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横浜DeNAがハマスタで26年ぶり3度目の日本一!! 筒香嘉智が先制アーチ含む4打点、桑原将志は日本シリーズタイ記録の計9打点の大暴れで悲願成就!

THE DIGEST編集部

2024.11.03

DeNAが26年ぶり3度目の日本一に輝いた。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 悲願成就だ。

 11月3日、SMBC日本シリーズ第6戦が横浜スタジアムで行なわれ、横浜DeNAがソフトバンクを11対2で下し、通算成績を4勝2敗として26年ぶり3度目の日本一に輝いた。

 福岡で王手をかけ、勢いに乗って本拠地に戻ってきたDeNAがハマスタでも好調な打線が躍動した。2回裏に筒香嘉智がソフトバンク先発・有原航平のチェンジアップを捉えると、右中間スタンドに豪快な先制ソロホームランを叩き込んだ。このあと戸柱恭孝が左安打、森敬斗の右二塁打で1死二、三塁の好機に広げると、1番の桑原将志が2球目のツーシームを引っ張り、三遊間をぶち抜くタイムリーヒット。二塁ランナーを返して、さらに2点を加えた。

 4回裏に有原の押し出し四球でリードを4点に広げたDeNA。しかしソフトバンクは5回表に先頭の今宮健太が左安打で出塁すると、3番の柳田悠岐が大貫晋一の速球を鋭くスイング。滞空時間の長い打球はセンターバックスクリーンにドスンっと突き刺さり、主砲が反撃の一発を放った。
 
 だが5回裏にDeNA打線が一気に爆発する。この回から登板したスチュワート・ジュニアを攻め立て1死満塁のビッグチャンスを作ると、ここまで3安打の桑原は7球粘って押し出し四球を選び、ベンチへ向かって小さくガッツポーズを見せた。これで桑原はこの試合だけで3打点。今シリーズ計9打点となり、シリーズ最多打点記録に並んだ。このあと梶原昂希が中安打で6対2とし、スチュワートをKOした。

 流れを食い止めたいソフトバンクは4番手に岩井俊介を投入する。岩井は牧秀悟を二ライナーに仕留め、なんとか2アウトまでこぎ着けたが、続くオースティンに痛恨の押し出し死球を与え、なおも満塁の場面でバッターは先制アーチを放った筒香を迎える。ハマの主砲は迷わず初球のストレートを振り抜くと、左中間にグングンと伸びた打球はフェンスを直撃。あと少しでホームランという当たりだったが走者一掃となる3点二塁打で球場は熱狂に包まれた。このあと宮﨑敏郎も中二塁打を打ち、ダメ押しの11点目を挙げた。

 打線の大量援護に中継ぎ陣も応え、強力ソフトバンク打線をゼロに抑える。9回は森原康平が登板。簡単に2アウトを奪った森原は柳田を空振り三振に斬って取り、ゲームセット。2連敗スタートのDeNAが怒涛の4連勝でリーグ3位から下剋上を完遂させた。 

構成●THE DIGEST編集部

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