ロサンゼルス・ドジャースが4勝1敗で世界一の座に返り咲いた2024年のワールドシリーズ。ニューヨーク・ヤンキースとの5試合では、グラウンド上で様々なドラマが繰り広げられた中、第4戦ではファンによるプレーの"妨害行為"という信じられない出来事も起きている。
【動画】ベッツの好捕をヤンキースファンが妨害... 初回、ドジャースのムーキー・ベッツがライトファウルゾーンへのフライを追い、フェンス際で捕球したものの、2人のヤンキースファンがベッツのグローブや腕を掴みプレーを妨害。グラブからボールを奪い取るという、あってはならない"暴挙"に出たこの2人は、直後にスタンド外へと連れ出されている。
ベッツは4対11で敗れた試合終了後、「あのプレーはどうでもいいこと。関係ない。我々は負けたんだ」などと意に介さず、トラブルに関して多くを語らなかったものの、やはり胸中穏やかではなかったようだ。ドジャース専門サイト『DodgerBlue.com』では、ドジャースがシリーズを制した後でベッツが語ったコメントを紹介している。
現地放送局のインタビューの中で「本音」と語ったとして、以下のような言葉が発せられたという。
「あれは本当に凄かった。あんなことは一度も経験したことがないよ。あれは生涯で2回目ぐらい人とケンカしたくなった瞬間だったと妻に話していたんだ。でも分かるよ、彼の立場もね。彼がボールを取ろうとしていたのか、何をしようとしていたのか正直分からないけど、彼もやるべきことをやったってことだ。まぁ、そういうものさ」
さらに『DodgerBlue.com』でもこのヤンキースファンの行為は重く見ており、「最初に両手でベッツのグラブを掴んでボールを引き出し、その後、もうひとりがベッツの腕を掴んだ。この行為は単なる妨害を超えて、ほぼ暴行と呼べるものだった」とこのアクシデントへの見解を示した。
また記事では、「彼らはボールが自分たちの方に飛んできた場合に妨害してヤンキースを勝たせようと計画していた。選手に怪我をさせるリスクや、MLBのファン妨害規則によりアウトが宣告される可能性があるにもかかわらず、その行動を話し合っていたようだ」と指摘している。
もはや、贔屓チームの応援の域を超えた行動で、ヤンキースファン全体のイメージも損ないかねないトラブル。2024年のワールドシリーズのワンシーンとして、この一件も歴史に刻まれることとなってしまった。
構成●THE DIGEST編集部
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【動画】ベッツの好捕をヤンキースファンが妨害... 初回、ドジャースのムーキー・ベッツがライトファウルゾーンへのフライを追い、フェンス際で捕球したものの、2人のヤンキースファンがベッツのグローブや腕を掴みプレーを妨害。グラブからボールを奪い取るという、あってはならない"暴挙"に出たこの2人は、直後にスタンド外へと連れ出されている。
ベッツは4対11で敗れた試合終了後、「あのプレーはどうでもいいこと。関係ない。我々は負けたんだ」などと意に介さず、トラブルに関して多くを語らなかったものの、やはり胸中穏やかではなかったようだ。ドジャース専門サイト『DodgerBlue.com』では、ドジャースがシリーズを制した後でベッツが語ったコメントを紹介している。
現地放送局のインタビューの中で「本音」と語ったとして、以下のような言葉が発せられたという。
「あれは本当に凄かった。あんなことは一度も経験したことがないよ。あれは生涯で2回目ぐらい人とケンカしたくなった瞬間だったと妻に話していたんだ。でも分かるよ、彼の立場もね。彼がボールを取ろうとしていたのか、何をしようとしていたのか正直分からないけど、彼もやるべきことをやったってことだ。まぁ、そういうものさ」
さらに『DodgerBlue.com』でもこのヤンキースファンの行為は重く見ており、「最初に両手でベッツのグラブを掴んでボールを引き出し、その後、もうひとりがベッツの腕を掴んだ。この行為は単なる妨害を超えて、ほぼ暴行と呼べるものだった」とこのアクシデントへの見解を示した。
また記事では、「彼らはボールが自分たちの方に飛んできた場合に妨害してヤンキースを勝たせようと計画していた。選手に怪我をさせるリスクや、MLBのファン妨害規則によりアウトが宣告される可能性があるにもかかわらず、その行動を話し合っていたようだ」と指摘している。
もはや、贔屓チームの応援の域を超えた行動で、ヤンキースファン全体のイメージも損ないかねないトラブル。2024年のワールドシリーズのワンシーンとして、この一件も歴史に刻まれることとなってしまった。
構成●THE DIGEST編集部
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