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「ドジャースに立ちはだかるのは、千葉ロッテだけ」佐々木朗希は今オフにMLBへ? 「本人は最高レベルの競争を望んでいる」米メディア報道

THE DIGEST編集部

2024.11.06

米メディアが佐々木の去就に大きな関心を示している。(C)Getty Images

 千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希の去就に、米メディアが大きな関心を示している。

 全米野球記者協会(BBWAA)に所属するフランシス・ロメロ記者が11月4日、自身のXで、「情報筋によると、ロウキ・ササキは千葉ロッテマリーンズからのオファーを断った。23歳のエースの状況は依然として不透明で、MLBチームとの契約の可能性が浮上している一方、千葉ロッテとの交渉が続いている可能性もある」とポスト。これを受けて、多くの米メディアが佐々木のMLB移籍の可能性を示唆する記事を出した。

 とりわけ大谷翔平と山本由伸が所属するロサンゼルス・ドジャースへの移籍に触れるメディアが多かった。ドジャースは以前から佐々木に注目していたこともあり、米メディア『FanSided』も11月4日の記事で、「スーパーチームのドジャースが、さらに強くなるかもしれない。日本の若き投手、ササキと今オフに契約する可能性がある。彼の速球は衝撃的だ」と伝えた。

「ササキには複数の選択肢がある。十分に若く、千葉ロッテに残ることもできるし、念願のMLBに移籍する可能性もある。もし幸運に恵まれて後者の選択肢となっても、昨オフのオオタニやヤマモトのような高額契約にはならない。ショウヘイがロサンゼルス・エンジェルスと結んだマイナー契約とほぼ同じ額になるだろう」

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 23歳の佐々木は労使協定により、25歳未満のドラフト対象外の外国人選手扱いとなる。そのためMLB球団との契約はマイナー契約に限定されるが、「ササキはすぐにでも最高レベルの競争を望んでいるし、ドジャースは先発ローテーションを強化したいと考えている。オオタニの投手起用や他の投手の獲得など、強化の選択肢は複数あるが、最有力候補はササキだ。オオタニ、ヤマモト、ササキは2023年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で同じチームだった。ドジャースにはすでに有利な材料がある」と、佐々木とドジャースを結び付けている。

「比較的安価に獲得できる点も踏まえ、資金力が豊富なドジャースにとって今オフが大きなチャンスになりそうだ。ドジャースの前に立ちはだかるのは、千葉ロッテだけだろう。もし断固としてササキをポスティングしないというなら、ドジャースは手詰まりになるからだ」

 はたしてドジャースは佐々木と契約できるのか。米メディアは佐々木の情報に敏感になっている。

構成●THE DIGEST編集部

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