専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

ド軍の「優勝に最も貢献したひとり」のT・ヘルナンデス、再契約も放出も“大きなリスク”と地元紙記者が指摘。球団はシーズン中に延長契約交渉を拒否

THE DIGEST編集部

2024.11.09

今季ドジャースに加入し世界一に貢献したT・ヘルナンデス(中央)。(C)Getty Images

今季ドジャースに加入し世界一に貢献したT・ヘルナンデス(中央)。(C)Getty Images

 今オフのFAとして去就が注目されているMLBロサンゼルス・ドジャースの左翼手テオスカー・ヘルナンデスについて、地元紙記者が残留と放出、どちらの決断にもリスクが伴うとの考えを示した。

【画像】大谷翔平&真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選! 愛犬デコピンも登場
 地元紙『Los Angels Times』のジャック・ハリス記者が11月7日付で配信した内容によると、ドジャースGMのブランドン・ゴメス氏はオフの攻撃面での補強ポイントとして外野手を挙げており、今季後半は外野手として出場を続けていたムーキー・ベッツの内野起用の可能性が高いとの発言も紹介。チャンピオンチームを維持する道を選ぶ場合、デーブ・ロバーツ監督ほか複数の選手らが望んでいる通り、チームにとっては引き留めが最優先事項になるとした。

 一方でドジャースのフロントは、シーズン中にT・ヘルナンデスの代理人との契約延長交渉を拒否したという。その背景には毎年課題となっている三振率の高さなどがあるとされており、T・ヘルナンデスが望んでいるような高額な長期契約(予測では3年6000万ドル~7000万ドル)を渡すことはリスクであり、球団の典型的な手法からは外れる決断であるとした。

 しかし今オフFAの中で有力な外野手はフアン・ソト(ニューヨーク・ヤンキース)のみで、ヤンキースとニューヨーク・メッツの間で行なわれる入札合戦で7億ドル以上の契約になるとも予想されており、この金額はドジャースにとっても痛手。その他の候補としてはアンソニー・サンタンデアー(ボルティモア・オリオールズ)、タイラー・オニール(ボストン・レッドソックス)、ジュリクソン・プロファー(サンディエゴ・パドレス)のほか、ベテランで低コストで契約できる選手らが考えられ、トレードでの外野手獲得も可能だが、T・ヘルナンデスの抜けた穴を埋めるのに十分な選手が見つかるかには疑問が残るという。

 ハリス記者は以上の理由から「(T・)ヘルナンデスはオフシーズンの最も重大な要素のひとりとして立ちはだかっている。そして、もし彼と再契約しなければ、優勝に最も貢献した選手のひとりを欠いて、チャンピオンシップを防衛しなければならない」と危機感をあらわにした。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】FAソトの一大争奪戦、7球団の名前が判明! さらに…「少なくともあと4チームがあるようだ」NY紙記者が報道「まだ不明。まさに謎だ」

【記事】左肩手術の大谷翔平、来季開幕の登板は不透明「どう乗り越えるかを見守り、段階的に対応していく」ド軍GMが見解「健康面で可能な限り最高の状態になるように…」

【画像】ドジャース対オリオールズ戦で始球式に登場!大谷翔平と“愛犬”デコピンの厳選ショット!

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号