千葉ロッテマリーンズは11月9日、佐々木朗希のポスティングによるメジャーリーグ(MLB)球団への移籍に向けた手続きを開始することを発表し、米メディアも一斉に報じた。
これを受けて、横浜大洋ホエールズ(現DeNA)や日本ハムでプレーした野球解説者の高木豊氏が自身のユーチューブチャンネルを更新。「ロッテ佐々木朗希のメジャー挑戦容認について正直に思うことを話します」と題し、ロッテのポスティング容認について私見を述べた。
高木氏は、冒頭に「彼の持ってるポテンシャルとかを考えると世界一になれるぐらいのピッチャーだし、もちろん身体作りなど努力は必要だが、彼だったらやるかなと思う。期待もある」と高く評価した上で、ロッテがプロ5年目を終えた佐々木の大リーグ挑戦を容認したことについて、「ロッテがすごく寛大だなと思って。入団5年でピッチャーをリリースするということは相当な決断だったと思う」と驚きを示した。
一方で、同氏は喜ばしい出来事であったと話したうえで、ルールについては「どうなんだろう」と納得がいかない様子を示した。
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さらに「金額の面やいろんな面でメジャーの方が魅力があるかも分からない。すごい魅力がある、でも、一定のルールをしっかりと守るという契約をしっかりとしておかないと、日本の野球がどうなっちゃうのかなという...。心配にはなるよね」とも話した。
しかし、佐々木の決断に、同氏は「選手の現役期間が20年として、その間の2年間は1割に相当する。人生の1割を削られたという形にもなりかねないし、佐々木朗希の人生もあるわけだから仕方ない」と理解を示したが、現行のルールについては「じゃあ、入団した時にしっかりとしたルールを作っておかなければ、こういうことに今後もなりかねない」と語り、続けて「12球団の会議やコミッショナーの会議などで、そういった(公の)場で話し合われるべき」とコメントした。
佐々木の早期MLB挑戦について、国内では賛否が分かれているが、早くて年内にはメジャー球団との交渉が始まる。今後の動向にも注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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これを受けて、横浜大洋ホエールズ(現DeNA)や日本ハムでプレーした野球解説者の高木豊氏が自身のユーチューブチャンネルを更新。「ロッテ佐々木朗希のメジャー挑戦容認について正直に思うことを話します」と題し、ロッテのポスティング容認について私見を述べた。
高木氏は、冒頭に「彼の持ってるポテンシャルとかを考えると世界一になれるぐらいのピッチャーだし、もちろん身体作りなど努力は必要だが、彼だったらやるかなと思う。期待もある」と高く評価した上で、ロッテがプロ5年目を終えた佐々木の大リーグ挑戦を容認したことについて、「ロッテがすごく寛大だなと思って。入団5年でピッチャーをリリースするということは相当な決断だったと思う」と驚きを示した。
一方で、同氏は喜ばしい出来事であったと話したうえで、ルールについては「どうなんだろう」と納得がいかない様子を示した。
【画像】大谷翔平&山本由伸が初の歓喜!8度目のワールドシリーズ制覇を果たし、歓喜に沸くドジャースナインの笑顔を厳選! 続けて、チャンネル内で、契約金や年俸総額が制限され、マイナー契約しか結べない「25歳ルール」について説明。ロッテに支払われる譲渡金も少なくなるタイミングでの、ポスティング容認に同氏は「はっきり言って損失だよね。こういうことを容認したってことが前例となって、メジャーからお呼びがかかった選手は、ほとんどがそういうふうになってくるのかな。プロ野球が簡素化...植民地みたいになっちゃって、良い人はすぐ抜いていかれる。そうなってくると日本のプロ野球の魅力がなくなってくる」と懸念点も語った。
さらに「金額の面やいろんな面でメジャーの方が魅力があるかも分からない。すごい魅力がある、でも、一定のルールをしっかりと守るという契約をしっかりとしておかないと、日本の野球がどうなっちゃうのかなという...。心配にはなるよね」とも話した。
しかし、佐々木の決断に、同氏は「選手の現役期間が20年として、その間の2年間は1割に相当する。人生の1割を削られたという形にもなりかねないし、佐々木朗希の人生もあるわけだから仕方ない」と理解を示したが、現行のルールについては「じゃあ、入団した時にしっかりとしたルールを作っておかなければ、こういうことに今後もなりかねない」と語り、続けて「12球団の会議やコミッショナーの会議などで、そういった(公の)場で話し合われるべき」とコメントした。
佐々木の早期MLB挑戦について、国内では賛否が分かれているが、早くて年内にはメジャー球団との交渉が始まる。今後の動向にも注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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