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SFジャイアンツが菅野智之獲得に動く!? ベテランとしての実績や契約内容がメリットと現地メディアが見解。パフォーマンスも評価「ローテ3番手として通用する」

THE DIGEST編集部

2024.11.10

SFジャイアンツ加入の可能性が取り上げられた菅野(中央)。写真:THE DIGEST写真部

 今オフのストーブリーグでも、メジャーを目指す日本人プレーヤーの話題が海を跨いで盛り上がりをみせている。その中で、サンフランシスコ・ジャイアンツに日本人投手獲得を促す、米メディアの声が伝えられている。

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 スポーツサイト『Sports Illustrated』が現地時間11月9日、今回のFA市場におけるジャイアンツの日本人プレーヤー獲得の可能性を論じるトピックを配信した。その中では、「(FAの)ブレイク・スネルを失った場合、彼らは他の投手でローテーションを強化しようとする可能性がある」とチーム事情に触れながら、「スネルと同等の能力を持つ投手は見つからないだろうが、選択肢はあるだろう」と指摘する。

 その"選択肢"にあたるのが日本人投手であると主張する同メディアは、千葉ロッテからポスティングでの米球界移籍を表明した佐々木朗希の名前を挙げた。そしてその一方で、「ロウキ・ササキ以外にも日本からの有力候補がいる。トモユキ・スガノだ」として、巨人からメジャー挑戦が決定的となった菅野智之もリストのひとりだとしている。

 同メディアは、佐々木と菅野の年齢やスタイルが大きく異なるとしながらも、「スネルよりも安価で獲得できることを考慮すれば、彼の加入は悪くない選択だ。35歳という年齢は少し気になるものの、これまで国際舞台でエリートレベルの投球を続けてきた」として、ベテラン右腕としての経験、さらに契約条件が魅力であると綴っている。

 その上で、現地メディア『The Athletic』のティム・ブリットン記者が菅野をジャイアンツの獲得候補に挙げ、「1年1100万ドルの契約」と予想したと説明。その内容を踏まえ『Sports Illustrated』でも、「キャリアを通しての実績を考えれば、先発投手に1100万ドルの契約は良い条件と言える。仮に結果が出なくても、巨額の投資ではないため、大きな損失にはならないからだ」と見解を示している。

 さらにその契約条件について、「(球団の)オフシーズンの計画や他の契約に影響を及ぼすものではない」と強調しながら同メディアは、菅野に対して、「最高の状態でのパフォーマンスは、サンフランシスコのローテーションでは3番手として通用するだろう」と期待を寄せた。

 すでに、スネルはオプトアウトの権利行使を表明しており、FA市場の目玉のひとりに数えられている。トピックの通り、今後、ジャイアンツが菅野獲得への動きをみせても決して不思議ではないだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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