侍ジャパン

「プレーしてくれてありがとう、日本」チェコ代表が侍ジャパンに“日本語”で感謝。プレミア12連覇を熱烈激励

THE DIGEST編集部

2024.11.11

侍Jの井端監督(右)とチェコのハジム監督(左)は固い握手を交わした。(C)Getty Images

 侍ジャパンに熱い激励が寄せられている。

 WBSCプレミア12に臨む野球の日本代表はバンテリンドームでチェコ代表と強化試合を2試合(11月9日、10日)行ない、2連勝を飾った。オーストラリア代表との本選初戦(13日)に向け、弾みをつけた侍ジャパンに対戦したチェコから異例の感謝が寄せられている。

 昨春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)以降から侍ジャパンとの交流が話題になっているチェコ。1次ラウンドでは佐々木朗希が162キロの豪速球を相手にぶつけてしまうも、死球を受けたウィリー・エスカラが一塁まで走って無事をアピール。翌日に佐々木がお詫びにロッテのお菓子を宿舎に持ってきて謝罪し、その対応にエスカラは感激。友好を深め、同投手がポスティングによるメジャー挑戦が容認されたニュースを知ると、「とても嬉しいよ。彼がアメリカに挑戦して成功することを祈っている。MLBで投げるのを見るのが楽しみだし、頑張ってほしい」とエールを送ったほど。

 また、大谷翔平(当時ロサンゼルス・エンジェルス)から三振を奪った先発投手のサトリアがユニホームを交換。侍ジャパンが準決勝の開催地マイアミの空港に到着した時には大谷がチェコ代表の帽子を被る姿が大きな脚光を浴びた。

 今回の強化試合でも侍ジャパンに連敗を喫した。しかし10日の第2戦では初回に2点を先制されるも、2回から6回まで侍打線を1安打に抑えるなど、昨年からの進化を見せた。仕事と兼業をしながら野球を続けている選手がほとんどだが、随所に懸命なプレーを披露。試合後にはチーム全員がスタンドに向かって帽子をとって挨拶するなど、野球に取り組む真摯な姿が日本の野球ファンのハートを掴んでいる。
 
 試合後、チェコ野球協会は公式Xを更新。バンテリンドームのスタンド上段からの写真を添え、「日本での楽しい週末。まだ信じられないよ。この美しい施設で侍ジャパンと対戦できたなんて」と英語で綴り、WBC王者である日本と強化試合が実現できたことに感謝。最後に日本語で「ありがとうございました」と付け足した。

 さらに別の投稿では、「プレーしてくれてありがとう、日本」と再び日本語で書き出し、「Thank you so much Samurai Japan for this incredible experience! It was a true honor to help you prepare for the Premier12.Good luck, champions.(侍ジャパンの皆さん、この素晴らしい経験を本当にありがとうございました! プレミア12の準備をお手伝いできて本当に光栄でした。チャンピオン、頑張ってください)」と大会連覇を狙う侍ジャパンに激励を寄せた。

 この投稿に日本の野球ファンから賛辞が溢れている。コメント欄は「チェコ代表ありがとう」「あなた達のガッツは観戦している日本人にも充分に伝わりましたよ」「9失点しても、最後の最後まで諦めずにプレーしたチェコを尊敬します」「いつかWBCの決勝で戦いましょう!」などなど、反響が止まない。

構成●THE DIGEST編集部

「初めまして!」侍Jと対戦予定の豪州代表が日本語で挨拶! 元オリックス内野手の流暢な自己紹介に反響「全く違和感ない」「吹き替えか?と思うくらい」
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【画像】「プレーしてくれてありがとう、日本」チェコ野球協会が”日本語”で感謝のメッセ