NPBの千葉ロッテが佐々木朗希のポスティング容認を発表し、メジャー挑戦が正式に決定。日本でも大きな話題になり、米球界では、すでに激しい争奪戦が始まっている。
　
　そんななか、ヤンキースのアーロン・ブーン監督が佐々木朗希について発言したことを、現地時間11月11日（日本時間12日）までに、米大手ラジオ局『Audacy』がWEB版で伝えた。

　同メディアは、「先発投手不足のヤンキース、ササキ・ロウキを獲得か？」と題した記事のなかで、現地11日の記者会見でのブーン監督のコメントを紹介。「ササキは、ポール・スキーンズと同じぐらいの年齢（22歳）で、すでに日本でかなりの実績を残しているそうだ」と話し、さらに「唯一無二の特別な才能があることは分かっているし、先発ローテーションのトップクラスの資質を備えた選手だ。まだ球団内での話し合いは始まっていないが、うまくいけば、我々も彼と交渉できるだろう」と語ったことを伝えた。

　また、同メディアはヤンキースの投手不足に触れ、「MLBで先発した８人の投手とトミー・ジョン手術から復帰したJ.T. ブルベイカーという強力な投手陣が揃っているが、グループ全体のバランスが不安定なため、ササキのようなエース候補を６年間も低年俸で獲得できるチャンスを逃すのはあまりにも惜しいことであり、ヤンキースはトレードを通じて、あらゆる方法で獲得する手段を模索するだろう」と予想した。

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  　その上で、同メディアは、先発投手陣の補強について、ブーン監督が「どうなるか分からないが、改善できることは、改善する。キャッシュマンGMは幅広い網を張り巡らせ、チームがタイトル争いできるようにするだろう。それがチームの強みを徹底的に強化することかもしれないし、弱点を補い、穴を埋めることかもしれないし、まだ分からない」と語ったことを伝えている。

　また、ブーン監督が佐々木について「ビデオをいくつか見たが、彼の剛速球とフォークボールについては知っている。彼がヤンキースに来たら圧倒的なエースになることは間違いなく想像できる」と熱いラブコールを送ったことも、同メディアは報じている。

　なお、佐々木の移籍先については、複数の米メディアが「最有力候補はドジャース」と報じ、ド軍の獲得が本命視されている。日米が大きな盛り上がりをみせる、佐々木の去就について、今後の展開からも目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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