MLB

「ファンのお気に入りがLAを去るかもしれない」ベッツの内野復帰で“将来が変わる3選手”を米専門メディア指摘

THE DIGEST編集部

2024.11.13

来季は内野手で起用される予定のベッツ。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースのワールドシリーズ制覇で幕を閉じた2024年のメジャーリーグ。早くも各球団は来季のチーム編成に向けて動き出している。

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 連覇を目指すドジャースもテオスカー・ヘルナンデスとの再契約を含む大物FAの獲得に注目が集まっているが、ここにきてひとつのコンバートの計画がにわかに取り沙汰されている。GM会議でブランドン・ゴメス氏が記者団に対して、今季主にライトを守ったムーキー・ベッツを内野に復帰させる方向だと明かしたのだ。このプランによって、ドジャース内野陣の顔ぶれが劇的に変わり、FA市場でも多くの新たな機会を生み出すことにつながると現地メディアが注目している。
 
 専門メディア『Dodgers Way』は「ベッツのコンバートで将来が変わるドジャースの3選手」という記事を掲載。"3選手"に指摘されたのはメジャー1年目で116試合に出場したアンディ・パヘス、今季主に二塁手を務めた26歳のギャビン・ラックス、そして2023年のナ・リーグ新人王レースで3位に食い込んだ実績を持つジェームズ・アウトマンだ。

 同メディアはまず、パヘスはベッツの内野復帰で出番が増えると予想。「パヘスの守備はかなり改善されており、ベッツがライトから(内野へ)移るということは、この新人が毎日出場することになるかもしれないことを意味する」とし、FA市場でも有望な外野手を獲得できない場合はより多くの出場が約束されると見通した。

 一方、ラックスは「ロサンゼルスでの将来が差し迫った危機に瀕している」とされ、ドジャースがFA市場で大物遊撃手のウィリー・アダメス(ミルウォーキー・ブルワーズ)を獲得すれば、ベッツが二塁手になることを意味するため、「ラックスはすぐに職を失うことになる」と予測。さらに「あらゆるポジションで積極的に最適化を図ろうとしているチームにとって、ラックスがロースターに残る余地はもうないかもしれない」と厳しい指摘も。同じく、米メディア『Sporting News』も同様の見方を示し、「ファンのお気に入りがLAの街を去ることになるかもしれない」と見解を示している。

 また来季で4年目のアウトマンも今季は低調に終わり、来季のセンターは「エドマンがその役割を引き継ぐだろう」と予測するも、オフシーズンの動向次第で「もう一度チャンスが与えられるかもしれない」とし、仮にロースターに入れなかった場合は「トレードの材料になるだろう」と見通している。

 はたして、ベッツの内野コンバートで生まれる移籍動向、ポジション争いはどのような結末となるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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