MLB

元ヤンキース左腕の怒り収まらず。疑惑のアストロズ選手に向けた”皮肉画像”が大反響「これは傑作(笑)」

2020.01.19

批判にさらされるアストロズだが、アルトゥーベは前向きなコメントを残した。(C)Getty Images

 2017~18年途中にかけて電子機器を使ったサイン盗みを行ったことが判明し、大バッシングを浴びているアストロズ。

 現地18日に本拠地ミニッツメイド・パークで開かれたファンフェスタには多くの報道陣が詰めかけ、選手たちへ渦中の騒動についての質問が飛び交った。

 17年MVPにして球団の顔でもあるホゼ・アルトゥーベは「(サイン盗みの)すべてを否定することはできない」としつつ、ユニフォームにブザーを装着して球種を知らせていたという疑惑については「馬鹿げたこと。MLB機構の調査で何も見つかっていないじゃないか」と反論した。

 さらに、「僕らはもう一度、ワールドシリーズに行く。今は信じられないだろう。でも、僕らは昨年その舞台に立った。そして、世界一まであと1勝まで迫っていたじゃないか」とアルトゥーベ。

 このコメントに腹を立てたのが、昨年限りで引退した元ヤンキースのCC・サバシアだ。通算251勝を挙げた左腕は、アストロズのサイン盗みが明るみに出ると、各メディアを通じて批判を繰り返し、優勝剥奪を訴えてきた。というのも、ヤンキースは17年のリーグ優勝決定シリーズで3勝2敗と勝ち抜けに王手をかけるも、最終的に逆転されて3勝4敗で敗退していたからだ。
 
 そんな因縁があるヤンキースのサバシアが、自身のインスタグラムを更新。「(これで世界一は)保証されるね」と、アルトゥーベが打席に向かう前に金属探知機のゲートを通っているような画像を作成し、笑い泣きの絵文字を3つつけて投稿した。

 サバシアの投稿を見たファンは「これは傑作(笑)」「アストロズの選手はこれじゃ打てないよ!」と、CCを"称賛"する声が多数寄せられた。また、ヤンキースの元セットアップでオフにメッツに移籍したデリン・ベタンセスは「キミはもうプレーしていなから関係ないじゃないか(笑)」とサバシアに呼びかけている。

 いずれにせよ、今シーズンのアストロズが敵地で相当なブーイングにさらされることは間違いない。調査によれば19年シーズンにサイン盗みに類するような不正はなかったとされており、それが事実であれば、昨年球団新記録の107勝を挙げたアストロズは今年も優勝候補の本命である。果たしてアルトゥーベの"予言"は実現するだろうか。

構成●スラッガー編集部