手に汗握る大熱戦を制した。
現地11月15日、野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」のグループB・第2戦が台湾の台北ドームで行なわれ、侍ジャパンは韓国に6対3で競り勝ち2連勝を飾った。宿敵との激闘をモノにした侍ジャパンは16日に同じく無敗をキープする開催国の台湾と直接対決する。
侍ジャパンの先発は高橋宏斗が登板。初回は先頭打者にいきなりヒットを許すなど、2死一、三塁のピンチを背負ったが5番ナ・スンヨプをスプリットで空振り三振に抑えて雄叫びを上げる。ところが2回に再び2本の安打で2死一、三塁とピンチを招くと、1番ホン・チャンギに中適時打を打たれ、韓国に先制点を献上してしまう。
だがその裏、日本は森下翔太、栗原陵矢の連続ヒットでつなぎ、清宮幸太郎の一ゴロの間にランナーがそれぞれ進塁。2死二、三塁にすると、8番・紅林弘太郎の2点タイムリーヒットで日本がすぐさま逆転に成功する。
打線の援護をもらった直後の3回、気合を入れ直した高橋は3番のキム・ドヨンを皮切りに圧巻の三者連続空振り三振に斬って取り、再び叫んだ。しかし4回、7番パク・トンウォンに4球目のカットボールを左翼スタンドギリギリに運ばれ被弾。同点に追い付かれ、7安打2失点でこの回限りで降板した。
日本は5回から2番手の隅田知一郎を投入するが、いきなり先頭のシン・ミンジェに中前打を浴びる。隅田は後続を遊ゴロに抑えたが、1死二塁で三盗を許す。4番のムン・ホギョンをフォークで空振り三振に抑えて2アウトまでこぎ着けたが、代打ユン・ドンヒにカウント2-2から左中間に適時二塁打を打たれ、韓国に勝ち越しを与えてしまう。
だが、苦しむ投手陣を打線がまたも援護する。逆転を許した直後の5回、日本は2アウトから3つの四死球で満塁のチャンスを作ると、6番の牧秀悟がアウトコース低めのスライダーをセンター前に弾き返し、2人のランナーを返す適時打。再び試合をひっくり返す粘りを発揮する。
一進一退の攻防で1点差の痺れる展開で迎えた終盤、新生・侍ジャパンの4番が大きな仕事をする。7回1死一塁から、森下がカウント2-2からチョン・ヘヨンの直球を鋭く振り抜く。ぐんぐん伸びた打球は左中間スタンドに着弾する貴重な2ラン本塁打となり、日本が韓国を突き放した。
3点リードで迎えた9回、侍ジャパンは守護神の大勢をマウンドに送る。昨年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)決勝でもマウンドに上がった右腕はきっちり韓国打線を三者凡退に抑え、今大会初セーブを記録。11安打をマークした好調な打線が勝利を掴んだ。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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打線の援護をもらった直後の3回、気合を入れ直した高橋は3番のキム・ドヨンを皮切りに圧巻の三者連続空振り三振に斬って取り、再び叫んだ。しかし4回、7番パク・トンウォンに4球目のカットボールを左翼スタンドギリギリに運ばれ被弾。同点に追い付かれ、7安打2失点でこの回限りで降板した。
日本は5回から2番手の隅田知一郎を投入するが、いきなり先頭のシン・ミンジェに中前打を浴びる。隅田は後続を遊ゴロに抑えたが、1死二塁で三盗を許す。4番のムン・ホギョンをフォークで空振り三振に抑えて2アウトまでこぎ着けたが、代打ユン・ドンヒにカウント2-2から左中間に適時二塁打を打たれ、韓国に勝ち越しを与えてしまう。
だが、苦しむ投手陣を打線がまたも援護する。逆転を許した直後の5回、日本は2アウトから3つの四死球で満塁のチャンスを作ると、6番の牧秀悟がアウトコース低めのスライダーをセンター前に弾き返し、2人のランナーを返す適時打。再び試合をひっくり返す粘りを発揮する。
一進一退の攻防で1点差の痺れる展開で迎えた終盤、新生・侍ジャパンの4番が大きな仕事をする。7回1死一塁から、森下がカウント2-2からチョン・ヘヨンの直球を鋭く振り抜く。ぐんぐん伸びた打球は左中間スタンドに着弾する貴重な2ラン本塁打となり、日本が韓国を突き放した。
3点リードで迎えた9回、侍ジャパンは守護神の大勢をマウンドに送る。昨年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)決勝でもマウンドに上がった右腕はきっちり韓国打線を三者凡退に抑え、今大会初セーブを記録。11安打をマークした好調な打線が勝利を掴んだ。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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