侍ジャパン

侍ジャパンの熱戦続く台湾で超絶人気を誇る大谷翔平。NPBユニ着用、日本のアニメ曲、キツネダンスが流れる異様な“ホーム化”/現地発【プレミア12】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2024.11.16

日本のユニホームを着て試合を観戦する地元ファンが多く見受けられた。(C)THE DIGEST

 異国でも"オオタニ"人気は絶大だった。

 現地11月15日、野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」のグループB・第2戦が台湾で行なわれ、侍ジャパンは韓国に6対3で勝利を収めて2連勝を飾った。スタンドに目を向けると、侍ジャパンやロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平のユニホームを着用して声援を送るファンが台北ドームに大勢駆けつけていた。

 18時プレイボールの約3時間前、試合が開催される台北ドームの最寄り駅・国父紀念館駅のエスカレーター前にはまず、大谷の広告看板がファンを出迎える。ニューバランス社のバット、ボールを手に持つ大谷の姿をスマートフォンで撮影する台湾の野球ファンの姿を何度も目にした。しかも、日本ハムやソフトバンク、中日、オリックスなど日本のプロ野球チームや侍ジャパンのユニホームを着用していること。なかでも、圧倒的な人気はやはり背番号16の『OHTANI』である。
 
 拙い英語ながら、一部のファンに勇気を出してアタックしてみた。「大谷のことが好きなのですか?」と尋ねると快く応じてくれ、「ハイ!とても大好き。オオタニサンは顔もカッコイイので」と笑いながら答えてくれた。なかには、大谷の日本ハム時代のユニホームを着ているファンもおり、「日本の高校野球も見てます。今年は初めて甲子園にも行きました」と、意外な回答に驚きを隠せなかった。

 試合前、日本の打撃・守備練習時には『負けないで』(ZARD)、『第ゼロ感』(10-FEET)、『ヘビーローテーション』(AKB48)など、聞き慣れた日本の音楽が流れ、選手たちもリラックスした表情を浮かべていた。現地記者によると、台湾の球場でも日本の音楽はよく流れており、インターネットで手軽に聞ける影響があるとのことだ。
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