オフシーズンに入って積極的な動きを見せているのが、24年シーズンに球団ワースト記録の99敗を喫したロサンゼルス・エンジェルスだ。
34歳の投手カイル・ヘンドリクス(前シカゴ・カブス)をはじめ、強打者の外野手ホルヘ・ソレア(前アトランタ・ブレーブス)、内野手スコット・キンガリー(前フィラデルフィア・フィリーズ)、内野手ライアン・ノダ(前アスレティックス)、ベテラン捕手のトラビス・ダーノー(前アトランタ・ブレーブス)、内野手ケビン・ニューマン(前アリゾナ・ダイヤモンドバックス)と契約している。
こうした動きを見せているエンジェルスが、さらに大物FA投手と契約するかもしれない。米誌『Sports Illustrated』は、「エンジェルスの積極的な動きは、FAのビッグネームを獲得する前兆かもしれない」と伝えた。
「エンジェルスはブレーブスから捕手ダーノーを獲得し、さらに投手コーチのアシスタントとして、ブレーブスの捕手コーチだったサル・ファサーノを雇用した。前ブレーブスの2人と契約したエンジェルスは、ブレーブスからFAとなったマックス・フリードとの契約もまとめあげるかもしれない」
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同誌はFA市場の人気銘柄で、南カリフォルニア出身のフリードが、ロサンゼルス・ドジャースと契約するのではないか、という噂も記載。「ドジャースの25年の先発陣は、大谷翔平、タイラー・グラスノー、山本由伸、故障から復帰するトニー・ゴンソリンとダスティン・メイだが、先発投手はいくらいても足りないことを24年が教えてくれた」として、フリードの獲得に動いても不思議ではないと伝えている。
「しかし、エンジェルスのほうがフリードのような先発投手を必要としている。ダーノー捕手、ファサーノ投手コーチアシスタントと、ブレーブスとのつながりがあることから、エンジェルスがフリードと契約する有力候補になる可能性もある。フリードのキャリア168試合中68試合で捕手を務めたのがダーノーであり、これは最多記録。馴染みのある捕手とコーチに加えて、ドジャース以外ではエンジェルスに地の利もある」
FAのビッグネーム投手を、はたしてエンジェルスは射止めることができるのか。
構成●THE DIGEST編集部
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