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侍ジャパン、14安打11得点の猛打爆発で5戦全勝トップ通過! 国際大会24連勝で東京ドーム開催SRに弾み【プレミア12】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2024.11.18

侍JがORを5戦全勝で突破。SR進出に弾みをつける完勝を飾った。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 5戦全勝で決めた。

 現地11月18日、野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」のオープニングラウンド第5戦が台湾の天母スタジアムで行なわれ、侍ジャパンが14安打の猛打爆発でドミニカ共和国を11対3で下し、無傷の5連勝でグループBトップ通過が決定。国際大会24連勝を達成し、舞台を東京ドームに移す21日からのスーパーラウンド(SR)に弾みをつけた。

 初回に相手の押し出し四球で早くも先制した日本はその裏、先発の戸郷翔征が国際試合の洗礼を受ける。先頭打者を二塁への内野安打で出塁させると、続く打者への初球がボークと判定される。セットポジションで制止していないと主審にジャッジされたようで、結果的に無死二塁に拡大。2番のハンソンに2球目のフォークを右翼線に運ばれ、あっという間に同点となった。

 戸郷は2回にも2死二塁でランナーを背負うと、9番デレオンに2ボールから3球連続ファウルで粘られ、6球目のフォークを狙い打ちされて右二塁打。逆転を許してしまう。

 1点ビハインドで迎えた3回、日本は2死満塁で佐藤都志也が左前に安打を放ち同点に追いつき、なおも二塁ランナーの栗原が逆転のホームベースを踏んだ...かと思われたが、一気に三塁を狙った一塁走者の紅林弘太郎が直前にタッチアウト。栗原の生還よりもタッチが速いと主審はジャッジし、日本の2得点目は認められず。井端弘和監督はチャレンジを要求したが判定は覆らず、同点止まりとなった。

 痛恨の走塁ミスで逆転のチャンスを逃した侍ジャパンだったが5回に3番の佐野恵太、4番の森下翔太が連続四球で無死一、二塁の好機を作ると、打席に立ったのは栗原陵矢。相手右腕の152キロの直球をしっかり捉えると打球は遊撃手の左を抜け、待望の勝ち越し点を奪う。さらに坂倉将吾もタイムリーを放って続きリードを2点に広げる。このあと紅林の併殺打の間にもう1点を加えた侍ジャパンが、一気に5対2と突き放す。
 
 6回に守備の乱れから1点を失った侍ジャパンは7回に2死二塁の場面で、5回の守備から就き今大会初出場となった古賀悠斗が初打席で初タイムリーヒット。貴重な追加点となる適時打を挙げる。

 試合の主導権を握った侍ジャパンは終盤、打線が猛打爆発。9回2死満塁で紅林が2点適時打、佐藤が猛打賞となるタイムリー二塁打、初スタメンの五十幡亮汰が左2点二塁打の3連打で一挙5得点を叩き、ドミニカ共和国にトドメを刺した。

 なお、グループBのスーパーラウンド進出国は1位=日本、2位=台湾。グループAは1位=ベネズエラ、2位=米国で、この4か国が21日から東京ドームで総当たり戦を実施。上位2か国が決勝に進出し、世界一を争う。

▽プレミア12 スーパーラウンドの日程(※時間は日本時間)
■11/21(木)
・台湾vsベネズエラ(12:00) 
・アメリカvs日本(19:00) 

■11/22(金)
・アメリカvs台湾(12:00) 
・ベネズエラvs日本(19:00)

■11/23(土)
・アメリカvsベネズエラ(12:00)
・台湾vs日本(19:00)

■11/24(日)
・3位決定戦(SR3位vsSR4位/12:00)
・決勝(SR1位vsSR2位/19:00)

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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