今オフのFA市場最大のビッグネーム、26歳のフアン・ソトが各球団と面談を行なっている。ここまでトロント・ブルージェイズ、ボストン・レッドソックス、ニューヨーク・メッツと最初の交渉を行ない、現地11月18日に古巣ニューヨーク・ヤンキースと、翌19日にはロサンゼルス・ドジャースと顔を合わせるという。
米メディアによると、ソトの争奪戦をリードしているのは、ヤンキースとメッツと言われており、ドミニカ共和国メディア『z101digital』の編集者で、MLB情報に精通するエクトル・ゴメス記者は自身のXで、「ヤンキースは、年平均ベースの年俸でメッツよりも好条件を提示する予定だ。そしてメッツは年数と総額でヤンキースを上回る」と報じている。
総額6億ドル(約927億円)とも7億ドル(約1081億円)とも言われているソトを獲得するには資金力が必須。その点で候補のひとつに挙げられているドジャースだが、米誌『Sports Illustrated』は、「ドジャースファンはソトとの契約を喜ばない」というドジャースとソトのマッチングに否定的な記事を出した。
「ドジャースがソトのような選手に興味を持つのは道理だが、『ESPN』のジェフ・パッサン記者は、ドジャースはソトに執着するつもりはない。ショウヘイ・オオタニがDHにいることで、外野手のソトが守備に負担を感じるようになった時、起用法が限られてしまう、と報じている」と記載。「可能性は低いが、ソトの価格が下がった場合には、ドジャースは喜んで検討するだろう」とも伝えた。
【動画】「(球筋を)完全に見切った」とつぶやいたソトが、言葉通りに本塁打を放ったシーン
「球界関係者のなかには、ソトが7億ドル規模の契約を結ぶと予想している人もいるが、ソトのような“一発屋”にとっては前代未聞の金額だ。ドジャースは昨オフにオオタニとMLB史上最高額となる10年7億ドルの契約を結んだ。しかし、その大半は繰り延べ支払いであり、何よりオオタニは打撃も投球も一流だ」
ソトは10年以上の長期契約を望んでいると言われているが、もしドジャースに加入したとしても、25年シーズンから9年間のDH枠は大谷が占有すると予想されている。2025年に投手復帰を目指す大谷は、先発する試合は「投手兼DH」で、登板しない日は「DH」として出場すると見られており、もしソトが数年後に守備を負担と感じても、DHとして出場するのは難しいという見解だ。
さらに金額面においても、ドジャースが大谷と7億ドルで契約したのは、大谷には打者と投手の2人分の価値があるからで、いくらソトが希代のスラッガーであっても、ドジャースが7億ドルを費やすのは、ファンが受け入れないとも伝えた。
「ドジャースに7億ドルの資金があるのなら、先発ローテーションとリリーフ陣を強化し、外野はテオスカー・ヘルナンデスと再契約」と訴えたように、同誌はドジャースとソトの契約を否定的に捉えている。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】ヤンキースは“MLB最高の一塁手”を獲得か? 一方で「ソトとの再契約に全力で余地は残っていない」Dバックス主砲は「約32億円以上を要求するだろう」と地元メディア指摘
【記事】「ソトは明らかに興味を持っている」“ドジャースとの面談”報道に米記者興奮「テオスカーの再契約を願っているが...」「大谷が財政計画を吹き飛ばした」
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米メディアによると、ソトの争奪戦をリードしているのは、ヤンキースとメッツと言われており、ドミニカ共和国メディア『z101digital』の編集者で、MLB情報に精通するエクトル・ゴメス記者は自身のXで、「ヤンキースは、年平均ベースの年俸でメッツよりも好条件を提示する予定だ。そしてメッツは年数と総額でヤンキースを上回る」と報じている。
総額6億ドル(約927億円)とも7億ドル(約1081億円)とも言われているソトを獲得するには資金力が必須。その点で候補のひとつに挙げられているドジャースだが、米誌『Sports Illustrated』は、「ドジャースファンはソトとの契約を喜ばない」というドジャースとソトのマッチングに否定的な記事を出した。
「ドジャースがソトのような選手に興味を持つのは道理だが、『ESPN』のジェフ・パッサン記者は、ドジャースはソトに執着するつもりはない。ショウヘイ・オオタニがDHにいることで、外野手のソトが守備に負担を感じるようになった時、起用法が限られてしまう、と報じている」と記載。「可能性は低いが、ソトの価格が下がった場合には、ドジャースは喜んで検討するだろう」とも伝えた。
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「球界関係者のなかには、ソトが7億ドル規模の契約を結ぶと予想している人もいるが、ソトのような“一発屋”にとっては前代未聞の金額だ。ドジャースは昨オフにオオタニとMLB史上最高額となる10年7億ドルの契約を結んだ。しかし、その大半は繰り延べ支払いであり、何よりオオタニは打撃も投球も一流だ」
ソトは10年以上の長期契約を望んでいると言われているが、もしドジャースに加入したとしても、25年シーズンから9年間のDH枠は大谷が占有すると予想されている。2025年に投手復帰を目指す大谷は、先発する試合は「投手兼DH」で、登板しない日は「DH」として出場すると見られており、もしソトが数年後に守備を負担と感じても、DHとして出場するのは難しいという見解だ。
さらに金額面においても、ドジャースが大谷と7億ドルで契約したのは、大谷には打者と投手の2人分の価値があるからで、いくらソトが希代のスラッガーであっても、ドジャースが7億ドルを費やすのは、ファンが受け入れないとも伝えた。
「ドジャースに7億ドルの資金があるのなら、先発ローテーションとリリーフ陣を強化し、外野はテオスカー・ヘルナンデスと再契約」と訴えたように、同誌はドジャースとソトの契約を否定的に捉えている。
構成●THE DIGEST編集部
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