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「サラリーが高いからといって勝つ保証はない」マーリンズの新監督マッカロー氏、古巣ド軍と真逆の“低予算球団”での指揮に自信「勝つには様々な方法がある」

THE DIGEST編集部

2024.11.20

一塁コーチとして大谷(左)の偉業を支えたマッカロー氏(右)。(C)Getty Images

一塁コーチとして大谷(左)の偉業を支えたマッカロー氏(右)。(C)Getty Images

 MLBロサンゼルス・ドジャースの一塁コーチとして今季、チームの世界一に貢献したクレイトン・マッカロー氏は現地11月18日、マイアミ・マーリンズの新監督就任会見に出席し、常勝軍団で得た経験などを語った。

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 今季62勝100敗と大きく負け越したマーリンズは前年度にナ・リーグ最優秀監督賞を受賞したスキップ・シューメーカー氏を解雇。再建の中心的役割を担う指揮官として、マイナーリーグの監督などを経験し、育成に定評のあるマッカロー氏に白羽の矢が立った。

『AP通信』によると、マッカロー氏は実際に「私の心の中では、常に選手の育成が好きだった。(これまでの経験から)メジャーリーグの選手はコーチングを受けたいと思っていることが分かった。彼らはより良くなりたいと思っている。それはどれだけのキャリアがあるかとは無関係だと思う」と自論を述べている。

 豊富な資金を使って大物選手を獲得しロスターを構築するドジャースと異なり、低予算でのチーム作りを行なっているマーリンズ。『AP通信』によると、マッカロー氏はこの違いが勝敗に直結する訳では無いとの考えを以下のように示したという。

「勝つには様々な方法がある。サラリーが高いからといって、必ず勝つという保証はない。成功しているチームは皆、細部への注意に非常に力を入れている。彼らは準備に全力を尽くしている。彼らは毎日一歩前進することに専念している」

 マッカロー氏は現役引退後、トロント・ブルージェイズのマイナーリーグで指揮官を務めるなど経験を積み、2015年にドジャースに入団。マイナーリーグのフィールドコーディネーターを担い、21年からは一塁コーチに。今季は相手選手のスカウティングなどの面から大谷翔平をサポートするなどチームに貢献した。

構成●THE DIGEST編集部

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