日本ハムファイターズは11月20日、台湾リーグの前統一ライオンズに所属する古林睿煬投手が加入すると発表した。

　2023年に開催された「アジア プロ野球チャンピオンシップ」で、チャイニーズ・タイペイ代表として日本戦（０－４）に先発し、６回まで無失点に抑えるなど侍打線を苦しめた古林。敗戦投手となったが、６回2／3で３安打１失点２三振と好投を見せた。

　今季のリーグ戦では、21試合に先発して10勝２敗を記録。MVPを受賞するなど充実のシーズンを送り、今オフにポスティングシステムを行使してNPB入りを決めている。
【プレミア12画像】大会を華やかに彩る台湾チアリーダーの厳選ショット！ 　今回の発表に伴って、新庄剛志監督が古林について次のようにコメントしている。

「今年から本格的にルェヤンを意識し始めたけど、とにかく、一目惚れ！これは素晴らしい投手だと思いました。優しい顔をしているのに、度胸満点だものね。これまでは『台湾を代表するピッチャー』だったかもしれないけど、これからは『世界で通用するピッチャー』になっていきますよ。

　先発ローテーションに割って入って欲しいけど、ここは競争。焦らず自分の良さを少しずつ出していってもらって、時間をかけて自分のポジションを確立していってほしいね。最後に、ルェヤンのおばあちゃん、我々がお孫さんのことをしっかり守っていきます！」

　台湾メディア『風傅媒』が、この新庄監督のコメントに注目。「古林睿煬、日本ハム入団 新庄剛志監督が“一目惚れ”世界的投手へ」と題した記事で、次のように伝えている。

「北海道日本ハムファイターズは前統一ライオンズ投手の古林睿煬投手（24歳）と３＋１契約で合意に達し、26日に台湾で記者会見を行う見通しとなった。新庄剛志監督は、古林を『一目惚れ』したと明かし、ストレートに言えば『台湾を代表するピッチャー』と話している。さらに『我々がお孫さんのことをしっかり守っていきます』と古林のおばあちゃんに約束した」

　選手本人だけでなく、祖母に向けても暖かい言葉を送った新庄監督。NPB初挑戦となる古林は、日本ハムの先発ローテーションを守れるか。

構成●THE DIGEST編集部

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