日本が世界に誇る偉才が新たな伝説を刻んだ。
現地11月21日、全米野球記者協会(BBWAA)に所属する記者30人の投票で選出されるメジャーリーグ(MLB)のMVPにロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平がナショナル・リーグ部門で選ばれ、2年連続3度目の受賞となった。指名打者に専念した選手で、かつリーグをまたいでの2年連続受賞はメジャー史上初めて(両リーグでの選出は58年ぶり2人目)。また、21年、23年に続く満票での選出となり、通算3度目の満票選出も史上初めてとなった。
日本時間22日の午前8時にMLB専門放送局『MLB Network』内の番組で発表された両リーグのMVPでアメリカン・リーグ部門はアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)が満票選出、そしてナ・リーグ部門では最終候補に大谷とともに選ばれていたフランシスコ・リンドーア(ニューヨーク・メッツ)、ケテル・マーテイ(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)の中から「Shohei Ohtani」の名がコールされた。
今シーズン、ロサンゼルス・エンジェルスから名門ドジャースに移籍した1年目は、まさに異次元のシーズンといっても過言ではない。大谷は昨年9月に右肘手術の影響で打者に専念し、打率.310(リーグ2位)、54本塁打(同1位)、130打点(同1位)、59盗塁(同2位)、OPS1.036(同1位)をマーク。本塁打と打点のリーグ二冠王に輝き、盗塁数はイチロー(シアトル・マリナーズ)が持つ56盗塁を抜いて日本人シーズン最多記録を樹立するなど、いずれも自己最高の成績を挙げた。
しかも、前人未到となる「50本塁打-50盗塁」の偉業を達成した大谷は勢いそのまま初のポストシーズンに進出すると、3本塁打を叩き出す活躍で自身初のワールシリーズにまで駒を進めた。ヤンキースとの第2戦で左肩を負傷も、以降も強行出場を続けてドジャースの4年ぶり8度目のワールドチャンピオンに貢献。MVP獲得が有力視されていた。
昨年の受賞時は、まだ存在が知られていなかった愛犬デコピンを出演させ、日米の野球ファンを驚かせた大谷。ブラウンのスーツと黒いTシャツ姿でビシッと決めた今年は2年連続で愛犬が登場しただけでなく、2月に結婚発表した真美子夫人が隣でサプライズ出演。大きな盛り上がりをみせた。
構成●THE DIGEST編集部
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しかも、前人未到となる「50本塁打-50盗塁」の偉業を達成した大谷は勢いそのまま初のポストシーズンに進出すると、3本塁打を叩き出す活躍で自身初のワールシリーズにまで駒を進めた。ヤンキースとの第2戦で左肩を負傷も、以降も強行出場を続けてドジャースの4年ぶり8度目のワールドチャンピオンに貢献。MVP獲得が有力視されていた。
昨年の受賞時は、まだ存在が知られていなかった愛犬デコピンを出演させ、日米の野球ファンを驚かせた大谷。ブラウンのスーツと黒いTシャツ姿でビシッと決めた今年は2年連続で愛犬が登場しただけでなく、2月に結婚発表した真美子夫人が隣でサプライズ出演。大きな盛り上がりをみせた。
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