ワールドシリーズ制覇を成し遂げたロサンゼルス・ドジャースの胴上げ投手で、今オフにFAとなったウォーカー・ビューラーが、ワールドシリーズで対戦したニューヨーク・ヤンキースと契約する可能性があるという。

　ドジャース専門メディア『Dodgers Way』は、「ドジャースとヤンキースのライバル関係は80年以上も続いている。ドジャースはニューヨークで生まれたチームであり、両者はワールドシリーズでどのチームよりも対戦している。ワールドシリーズ第５戦・５回のヤンキースの悲惨なミスを、選手やファンが揶揄し続けたことは、その表われである」と報じ、続けて、「ドジャースの噂。ビューラーが"究極の裏切り"に関心を持っている」と伝えた。

　元は、米放送局『MLB Network』のジョン・モロシ記者の一報だ。モロシ記者は、「ワールドシリーズ第５戦を締め、胴上げ投手になったビューラーとヤンキースが、互いに関心を持っている」と報道。この話題に米メディアが一斉に反応した。

【動画】第３戦に先発したビューラーが、第５戦の９回に登場して試合を締めた名シーン！
  『Dodgers Way』は、「これまでの傾向を加味すると、ドジャースはビューラーと再契約するのではなく、手放す可能性のほうが高いようだ。それでもビューラーが来シーズンにピンストライプのユニホームを着るのは、ドジャースファンにとって耐え難いだろう。ワールドシリーズ第３戦で勝ち投手となり、第５戦のラストを締めた胴上げ投手が、ヤンキースに行くのを見るのは最悪のシナリオだ」と戦々恐々している。

　ただ、「30歳のビューラーは、どの球団とも契約できる権利を持っている。ドジャースもコービン・バーンズやマックス・フリードのようなFA投手を獲得するのなら、ビューラーを手放すとも考えられる」と、ドジャースの補強戦略を推測。

　それでも「ヤンキース、サンディエゴ・パドレス、サンフランシスコ・ジャイアンツ、あるいはアリゾナ・ダイヤモンドバックスには移籍してほしくない。わたしたちはそう懇願する」と、ビューラーの去就に気を揉んでいる。

構成●THE DIGEST編集部

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