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エンジェルスの先発ローテ、中心は菊池雄星と菅野智之か「スガノは高い価値を引き出せる」地元メディアが予想「現時点のオフシーズンの勝者」

THE DIGEST編集部

2024.11.26

エンジェルスとの合意報道が出た菊池(左)と、今オフにMLBに移籍する菅野(右)。(C)Getty Images、THE DIGEST写真部

 ヒューストン・アストロズからFAとなった菊池雄星がロサンゼルス・エンジェルスと合意したという報道を受け、エンジェルス専門メディア『Halo Hangout』が、ひと足早く2025年の先発ローテーションを予想した。

「2014年を最後にポストシーズンに出場していない悪夢を振り払うには、先発ローテーションを強化する必要がある。一線級の投手は大谷翔平以来、見つけられずにいた。ある年に活躍した投手がいたとしても、翌年には目に見えて衰えてしまう。そんな状況が繰り返された」

 こうした負の状況を打破するために期待されているのが菊池だ。

「キクチは空振り三振を取れるパワー投手。打たれた場合に遠くに飛ばされる危険性があり、被バレル率(長打になりやすい打球速度と角度を組み合わせた数値)、被ハードヒット率(打球速度153キロ以上)、平均被打球速度がMLB下位レベルだったが、そのほとんどはトロント・ブルージェイズで起きたこと。トレードでアストロズに移籍してからは見違えた。10回の先発でチームは9勝、キクチ自身は5勝を挙げ、防御率2.70、奪三振率11.4、WHIP 0.93と好成績を残して、球界最高投手のひとりになった」

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 同メディアは、「まだ移籍市場が終わっていないが、現時点での予想」と断ったうえで、先発投手の一番手に菊池を指名。そのほかの顔ぶれは、ホセ・ソリアーノ、今オフにシカゴ・カブスからFAとなったカイル・ヘンドリクス、リード・デトマーズ、そしてもうひとりの"新顔"として菅野智之と予想した。

「スガノもエンジェルスと関連付けられており、安い金額で高い価値を引き出せる投手だ」と評価した同メディアは、菊池と同じように移籍の噂から合意に達するだろうと期待している。

 「現時点でオフシーズンの勝者」と称されるほど、積極的な補強を行なっているエンジェルス。同メディアは今後のトレードによる補強候補として、ギャレット・クローシェイ(シカゴ・ホワイトソックス)、ソニー・グレイ(セントルイス・カーディナルス)、ジョーダン・モンゴメリー(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)の名前を挙げた。それでも、いずれの場合も簡単にはいかないと記した。

 菊池と菅野がエンジェルスで共闘することになれば、大きな話題になりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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