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侍ジャパン

「日本が負けた理由は…」連覇を逃した侍ジャパン。明暗を分けた“井端采配”に台湾コメンテーターが持論「ブルペンを無視した」【プレミア12】

THE DIGEST編集部

2024.11.27

侍ジャパンを率いる井端監督。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

侍ジャパンを率いる井端監督。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 野球の国際大会「プレミア12」決勝が11月24日に東京ドームで行なわれ、日本代表は台湾に0-4で敗れ、連覇はならなかった。
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 両軍無得点で迎えた5回、先発した戸郷翔征(巨人)が2本の本塁打を許して4失点。日本打線は4安打と沈黙し、1点も奪えなかった。ここまで8戦無敗、国際試合で27連勝を誇った日本が、最後に台湾に敗れて力尽きた。試合後、侍ジャパンを率いる井端弘和監督は「負けたのは本当にすべて私の責任だと思っています」と厳しい表情を浮かべた。

 試合直後には、「井端辞めろ」がX(旧ツイッター)でトレンド入りし、その話題は台湾にまで広がった。台湾メディア『TVBS新聞網』は「日本のファンは敗北を認め、台湾を祝福したが、インターネット上では侍ジャパンの敗戦の責任者として井端監督を名指しする批判の声も上がった」と伝えている。
 
 同メディアは「継投ミス! 日本が負けた主な理由は、戸郷を交代させなかったことだった」と報道。「日本は決勝戦で、先発した戸郷の状態が悪化し始めたとき、ピッチャーの交代をしなかった。井端弘和監督の継投策に大きな問題があった」と戸郷の変調を見抜けず、そのまま続投させたことが、敗戦を招いたと指摘した。

 記事では、台湾放送局『緯來體育』の野球解説者・潘郁昕氏が語ったコメントも紹介。「戸郷は5回に林家正にソロホームランを浴び、さらに1死一、二塁のピンチで打撃状態の良い陳傑憲と対峙した。しかし、井端監督はブルペンを無視し、戸郷はフィールドに残されてしまった」とその時の状況を伝えている。

 さらに潘郁昕氏は「この時、ブルペンにはふたりの左投手がいた。ひとりは鈴木昭汰、もうひとりは隅田知一郎だ。だが、左投手と左打者の組み合わせは存在しなかった」とコメントし、3番の陳傑憲から5番の潘傑楷と左打者が続くところで、左投手の鈴木もしくは隅田をぶつけても良かったのではないかと持論を述べた。

 井端監督の采配は勝負のポイントとして、優勝した台湾のメディアでも話題となっているようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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