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鈴木誠也にトレードの噂「獲得を検討するべき」ガーディアンズ担当記者が熱望! 「守備のマイナス面を、攻撃のプラス面がはるかに上回る」

THE DIGEST編集部

2024.12.09

カブスとの契約が26年まで残っている鈴木に、トレードの可能性が浮上した。(C)Getty Images

カブスとの契約が26年まで残っている鈴木に、トレードの可能性が浮上した。(C)Getty Images

 シカゴ・カブスの鈴木誠也にトレードの可能性が浮上した。米紙『New York Post』のジョエル・シャーマンが「カブスはコディ・ベリンジャーか鈴木のどちらかをトレードすると“決意”している。節約した費用を強化資金にするようだ」と報じている。

 ベリンジャーのトレードによる放出は以前から米メディアで報じられていたが、ここに鈴木の名前が加わった。移籍専門メディア『MLB Trade Rumors』は、「鈴木に退団の兆候が出たのは初めて。間違いなく他球団から関心を集めるだろう」と伝えた。

 22年からカブスでプレーする鈴木は、米国で評価されている。『MLB Trade Rumors』は、「これまでMLB381試合で、55本塁打を打ち、10.2パーセントの確率で四球を選んでいる。打率は.278、出塁率は.354、長打率は.470で、wRC+は129に相当し、キャリアを重ねるたびに成績がよくなっているように見える。ホームラン総数はデビューイヤーの2022年に14本、2年目は20本、そして3年目の24年に21本に増えた。wRC+は22年の118から128、そして138に上昇している」と説明した。

「鈴木は抜群の守備者ではないが、しかし、打撃力は魅力的。25年と26年の年俸がそれぞれ1800万ドル(約27億円)なのも負担にならない契約だ。このレベルの選手をFAで獲得しようと思ったら、年俸2000万ドル~3000万ドルになるだろう」としたものの、「鈴木は条件のいい選手とにはトレード拒否条項がある」と明記。「カブスは鈴木とさまざまな買い手と話し合い、どのような可能性があるのか検討するだろう。いずれにせよ、トレードの可能性は複雑になる」と記している。

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 これを受けて米誌『Sports Illustrated』でクリーブランド・ガーディアンズを担当するトミー・ワイルド記者は、「ガーディアンズは鈴木のトレードによる獲得を検討するべきだ」と主張した。

「24年のレギュラーシーズンを打率.283、出塁率.366、長打率.482、OPS.848で終えた。これらの数字には、21本塁打、27二塁打、73打点が含まれている。まさにガーディアンズがラインアップに加えるべき選手だ。左打者の多い打線に右打者が加わるのもバランスがいい。右投手でも左投手でも成績に偏りはなく、安心して毎日フィールドに送り出せる。守備に難があるが、しかし守備のマイナス面を、攻撃のプラス面がはるかに上回る」

 ワイルド記者は、さらに「ブルペン投手を必要としているカブスに対して、ガーディアンズは打者を必要としている。契約を成立させるためにはブルペン投手を差し出さないといけないが、実績のある強打者を獲得するためにはやむを得ない」と持論を記し、鈴木の獲得を熱望した。

 噂の段階ではあるものの、鈴木の去就に米メディアが注目しはじめた。

構成●THE DIGEST編集部

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