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“スイートルームの有無”がソト争奪戦の重要ポイントだった? 「メッツは提供に躊躇せず、ヤンキースは難色を示した」NY紙が指摘「ジャッジやジーターでさえ…」

THE DIGEST編集部

2024.12.11

15年7億6500万ドルと、MLB史上最高額でメッツと契約したソト。(C)Getty Images

 フアン・ソトの歴史的争奪戦は、15年7億6500万ドルを提示したニューヨーク・メッツが制した。2024年に所属したニューヨーク・ヤンキースも16年7億6000万ドルのオファーを送ったが、契約することができなかった。

 地元ニューヨークの『New York Post』紙は、メッツとヤンキースのオファーで年数と金額以外で決定的に違っていた点があったと指摘。それはホーム球場のスイートルームの使用権だった。

「ソトとの契約を決意していたメッツのオーナー、スティーブ・コーエンは、破格の契約内容に、スイートルームを加えることに躊躇しなかった。メッツの入札がヤンキースを含む他球団よりも優位になったのは、こんな些細なことだった」

 メッツの本拠地シティ・フィールドのスイートルームの料金は1試合あたり3250ドル(約50万円)から1万3000ドル(約197万円)で、試合の日付や対戦相手によって変動するシステムだという。

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 一方のヤンキースは、スイートルームの提供に難色を示した。アーロン・ジャッジや現役時代のデレク・ジーターでさえ、スイートルームの料金を支払っていた事実が、ソトの要求を呑めなかった理由のようだ。

 ヤンキースはスイートルームの割引を提案する用意はあったものの、ジャッジやジーターのような前例に反する決断を望まなかった。

 スイートルームの有無だけがすべてではないが、ソトにとって重要なポイントだったようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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