フアン・ソトの歴史的争奪戦は、15年7億6500万ドルを提示したニューヨーク・メッツが制した。2024年に所属したニューヨーク・ヤンキースも16年7億6000万ドルのオファーを送ったが、契約することができなかった。
地元ニューヨークの『New York Post』紙は、メッツとヤンキースのオファーで年数と金額以外で決定的に違っていた点があったと指摘。それはホーム球場のスイートルームの使用権だった。
「ソトとの契約を決意していたメッツのオーナー、スティーブ・コーエンは、破格の契約内容に、スイートルームを加えることに躊躇しなかった。メッツの入札がヤンキースを含む他球団よりも優位になったのは、こんな些細なことだった」
メッツの本拠地シティ・フィールドのスイートルームの料金は1試合あたり3250ドル(約50万円)から1万3000ドル(約197万円)で、試合の日付や対戦相手によって変動するシステムだという。
【動画】ソトがメッツの本拠地で放った全アーチ、MLB公式が配信!
一方のヤンキースは、スイートルームの提供に難色を示した。アーロン・ジャッジや現役時代のデレク・ジーターでさえ、スイートルームの料金を支払っていた事実が、ソトの要求を呑めなかった理由のようだ。
ヤンキースはスイートルームの割引を提案する用意はあったものの、ジャッジやジーターのような前例に反する決断を望まなかった。
スイートルームの有無だけがすべてではないが、ソトにとって重要なポイントだったようだ。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】「大谷翔平の7億ドルより6000万ドルも多い金額を提示したが…」ソト争奪戦をNY紙が回想「ヤンキースは自分たちの立場が分からなかった」ヤ軍GMは「後悔していない」
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【記事】「痛烈な一撃だ」ソトの争奪戦に敗れたヤンキース「昨オフのトレードで有力選手を手放した決断が痛手に」と地元NYメディア
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「ソトとの契約を決意していたメッツのオーナー、スティーブ・コーエンは、破格の契約内容に、スイートルームを加えることに躊躇しなかった。メッツの入札がヤンキースを含む他球団よりも優位になったのは、こんな些細なことだった」
メッツの本拠地シティ・フィールドのスイートルームの料金は1試合あたり3250ドル(約50万円)から1万3000ドル(約197万円)で、試合の日付や対戦相手によって変動するシステムだという。
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一方のヤンキースは、スイートルームの提供に難色を示した。アーロン・ジャッジや現役時代のデレク・ジーターでさえ、スイートルームの料金を支払っていた事実が、ソトの要求を呑めなかった理由のようだ。
ヤンキースはスイートルームの割引を提案する用意はあったものの、ジャッジやジーターのような前例に反する決断を望まなかった。
スイートルームの有無だけがすべてではないが、ソトにとって重要なポイントだったようだ。
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