日本人メジャーのレジェンドが直々に口説き落とすのか。

　プロ野球のロッテからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指している佐々木朗希について、シアトル・マリナーズが獲得交渉に向けてイチロー（球団会長付特別補佐兼インストラクター）の力を借りる可能性を米紙『The Seattle Times』が報じた。

　同紙は「イチローがロウキ・ササキの獲得のためにマリナーズで役割を果たすことが期待されている」と題した記事のなかで、「彼らは本格的な勧誘を計画しており、日本の象徴的な存在であるマリナーズのレジェンドのイチロー・スズキも含まている」と言及。令和の怪物を口説き落とすため、同氏出馬の可能性を指摘した。
  　この見過ごせない報道について、地元マリナーズを熱心に取材する番記者のベン・ラニエリ氏は「マリナーズがササキを獲得できる可能性があるかどうかは分からない。しかし、私はイチローがヒーローになり、ササキの獲得に貢献し、（来年）１月に殿堂入りが発表されるというアイデアが大好きだ」と自身のXに記し、佐々木獲得のためできる限りのことをしようとするマリナーズ側の姿勢を高く評価した。

　また、立て続けにXを更新した同氏は「ロウキ・ササキを獲得する時のイチロー」と文面に綴り、イチロー氏が本拠地セーフコ・フィールド（現T-モバイル・パーク）でメジャー初のサヨナラ本塁打を放った動画（2009年9月18日）を共有。ヤンキースの絶対的守護神マリアーノ・リベラのカットボールを振り抜き、右翼スタンドに飛び込んだ歓喜の一発にも表情ひとつ変えず、クールに決める同氏の”必殺仕事人”ぶりに期待をかけた。

　マリナーズのジェリー・ディポト編成本部長は「ササキがマリナーズの今オフの『最優先事項』だ」と述べており、日本の剛腕獲得に向けてかなりの本気度を窺わせている。

構成●THE DIGEST編集部

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