フアン・ソトの争奪戦をニューヨーク・メッツが制したいま、大砲を逃した各球団はロサンゼルス・ドジャースからFAとなったテオスカー・ヘルナンデスに注目している。

　ヘルナンデスはドジャースと相思相愛とみられていたが、交渉は停滞気味。32歳のスラッガーが要求する４年以上の契約に、ドジャース側が難色を示しているとも言われている。

　１年契約で加入し、ドジャースのワールドシリーズ制覇に貢献したヘルナンデスにはドジャースのほか、ボストン・レッドソックスやアリゾナ・ダイヤモンドバックス、古巣のトロント・ブルージェイズに加え、フアン・ソトの争奪戦でニューヨーク・メッツに敗れたニューヨーク・ヤンキースも興味を示しているという。

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  　そんななか、ヤンキース専門メディア『Yanks Go Yard』は、「ウインターミーティング中にヤンキースがテオスカー・ヘルナンデスと契約する噂が急浮上した」と伝えた。

「ワールドシリーズで優勝したヘルナンデスの噂が飛び交っている。市場に残っている数少ない強打者のひとりはドジャースやレッドソックスと関連付けられているが、ソトの争奪戦が終わる直前からヤンキースの名前も出てくるようになった」

　続けて同メディアは、「ヘルナンデスはドジャースと一度は契約成立寸前だったが、交渉が行き詰まっているし、（ボストンの）フェンウェイ・パークでアレックス・コーラ監督と一緒にプレーしたいと考えている」と記しながら、「ヤンキース行きの噂は真実じゃないかもしれないが、もしニューヨークに来るのなら、私たちはヘルナンデスがいる光景にすぐ慣れるだろう」と、わずかな可能性に期待した。

構成●THE DIGEST編集部

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