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昨オフ大谷翔平のド軍契約132億円超え! メッツと15年総額1147億円を結んだフアン・ソトの“絶対に譲れない”契約条件に米メディア驚き「スイートルームととも…」

THE DIGEST編集部

2024.12.12

メッツと巨額契約を交わしたヤ軍のフアン・ソト。驚きの契約内容が明らかになってきた。(C)Getty Images

メッツと巨額契約を交わしたヤ軍のフアン・ソト。驚きの契約内容が明らかになってきた。(C)Getty Images

 驚きの契約内容が一部明らかになった。

 現地12月11日、ニューヨーク・メッツはニューヨーク・ヤンキースからフリーエージェント(FA)となっていたフアン・ソトと正式契約を結んだと発表した。昨オフに大谷翔平がロサンゼルス・ドジャースと結んだ10年総額7億ドル(約1015億円=当時)を約132億円も上回る総額7億6500万ドル(約1147億円)はプロスポーツ史上最高額である。

 文字通り、規格外な巨額契約である。米大手紙『USA Today』のボブ・ナイチンゲール記者によると、契約の詳細は7億6500万ドルのうち、契約金が7500万ドル(約114億円)。年俸4687万5000ドル(約71億4000万円)というメガ契約だ。しかも、大谷のような後払いはなく、5年後にオプトアウト(契約破棄)はあるが、メッツが残り10年の年俸を400万ドル(約6億円)ずつ引き上げれば条項は無効になる。
 
 金額もさることながら、記録破りの15年契約については米メディアからさらなる驚きの声が上がっている。米紙『New York Post』によれば、「ソトはスイートルームとともに、ホームゲーム用の4つのプレミアムシートと、自宅とビジター用の両方における彼と家族のためのセキュリティーを要求し、これをメッツは承諾した」と報道。ちなみにソトはヤンキース側にも同じ要求をしたがチームはスイートルーム設置を拒否し、ブライアン・キャッシュマンGMも、その事実をほぼ認めているという。

 さらに、最も譲れなかった条件は背番号だった。「2018年のMLBデビュー以来、ソトはワシントン・ナショナルズ、サンディエゴ・パドレス、ニューヨーク・ヤンキースで22番を着用してきた。彼はメッツでも同じ番号を背負う予定で、それは契約の一部だ」と同メディアは指摘している。

 メッツは2022年からブレット・ベイティ内野手が22番を着けているが、「彼に選択の余地はないだろう」と断言。「新しいチームに移籍したスター選手が、好みの背番号を着けていた選手に高額なプレゼントを贈るのはよくあることだ。ソトがベイティに何かを贈るかどうかはまだ不明である」と記しており、22番の強奪は既成事実だと言及している。ちなみに大谷がドジャースに移籍した当時も背番号17を救援右腕ジョー・ケリーが着けていたが、それを大谷に譲ると、お礼として大谷は同投手にポルシェをプレゼントしたことで大きな話題を集めた。
 
 メッツの地元中継局『SNY』によると、ソトの入団会見は現地12日に本拠地シティ・フィールドで行なわれる予定だと報じており、プロスポーツ史上最高額の契約を更新した最強スラッガーの記者会見は全米中から大きな注目を集めそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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