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小笠原慎之介のスタイルを米メディア分析 今永昇太の投球術に活路を見出せると見解「イマナガを参考にスプリッターを優先的に」

THE DIGEST編集部

2024.12.14

ポスティング申請を完了し、メジャー挑戦の準備が進む小笠原。写真:THE DIGEST写真部

ポスティング申請を完了し、メジャー挑戦の準備が進む小笠原。写真:THE DIGEST写真部

 今オフ、中日からメジャー挑戦を目指す小笠原慎之介はすでにポスティング申請も完了し、今後、45日の期間内で、メジャー各球団との交渉を行う。

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 昨今、海を渡る日本人プレーヤーのような、NPBでのタイトル獲得といった華やかな実績の無い小笠原だが、さまざまなシチュエーションで重宝されるサウスポーの先発投手とあって、現地メディアからの注目度も低くはないようだ。
 

 米放送局『CBS SPORTS』が現地時間12月12日、米球界移籍を表明している日本、韓国球界の投手の特集記事を配信。その中で、小笠原も取り上げており、メジャーでの活躍を占っている。

 フォーシーム、スプリッターなどの球種や球速といった特徴を紹介した上で、左腕としての投球スタイルを掘り下げている同メディアは、今季シカゴ・カブス1年目で15勝をマークした今永昇太と比較も行なっている。小笠原、今永には共通点があるとして、「ともに長身ではないサウスポーであり、特別な球威があるわけではない」と主張。その上で、「オガサワラはイマナガを参考にしてスプリッターを優先的に使うとよいかもしれない」などと提言している。

 また、投球パターンについても「イマナガを倣って、ゾーンの高めにフォーシームを投げ、低めにスプリッターを決めるというアプローチを取り、そのほかの変化球で打者のタイミングを外すことに成功すれば、活路を見出せる可能性が出てくる」と見通し、コースの高低差、さらに緩急を駆使してのピッチングが有効であると説明。

 だが同メディアは、日本での小笠原のパフォーマンスを踏まえ、「しかし、スプリッターをストライクに投げ続けるのは非常に難しく、オガサワラ自身も2024年にこの球種を3.3%しか使用していなかった」と強調。

 さらに、「彼は球速が決して速いわけではなく、制球重視の左腕であり、昨シーズンのNPBでは平均的な投手だった。そのため、MLBのようにより強打者が揃っているリーグでは、より厳しい結果も予想される」として、今後を見通している。

 現地メディアの評価をみる限り、球威や球のキレで攻め込む投手が多い中、小笠原はコースへの投げ分けなど、投球術が生命線となるようだ。今後、所属球団が決定となった上で、小笠原がメジャーで戦うためにどのようにピッチングスタイルを確立するかにも、大きな注目が集まりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
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