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「日本で再出発するチャンスを得た」ヤクルト、ロッキーズFAの右腕を獲得!米メディアもNPB挑戦に熱視線「メジャー復帰を試みるのにはまだ十分な時間がある」

THE DIGEST編集部

2024.12.15

ヤクルトと1年約2億4320万円で契約合意したランバート。(C)Getty Images

 ヤクルトがコロラド・ロッキーズからFAとなったピーター・ランバートと年俸160万ドル(約2億4320万円)の1年契約で合意したことを複数メディアが伝えた。
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 MLB移籍専門サイト『MLB Trade Rumors』は、右腕ランバートについて「2019年シーズンにメジャーデビューを果たし、その年ロッキーズで19試合に先発したが、防御率7.25、FIP5.97と苦戦し、結果は期待外れだった。そのルーキーシーズンに対戦相手の三振をわずか13.6%に抑え、四球は8.6%だった」と1年目の成績を伝えた。

 また「同年7月にトミー・ジョン手術を受けた後、2020年シーズンは登板せず、21年9月末頃にメジャーリーグのマウンドに復帰したが、前腕と肘の問題で22年シーズンのほぼ全試合を欠場。 23年にようやく健康を取り戻したランバートはマウンドに戻り、平均に少し近づいた防御率5.36と回復ぶりをアピールした。その年、ランバートはコロラドで先発とリリーフ投手の間で87・1/3イニングを投げ、自己最高の三振率18.9%、与四球率7.5を記録した」とこれまでのシーズンを振り返った。
 
 その上で、今季の右腕ランバートについて同専門サイトは「24年シーズン開幕のロッキーズの先発投手候補に挙がるには十分だったが、最終的にはダコタ・ハドソンにその役割を奪われた。ほぼリリーフ投手として出場していたが、61・1/3イニングの投球で防御率5.72と少し後退。とはいえ、キャリアワーストの10.4%の四球率と、依然として精彩を欠く17.9%の三振率にもかかわらず、プレーできる数字を残したため、リーグ平均に近かった」と評価している。

 しかし、10月にロッキーズのロースターから外れ、FAとなった同右腕について、同専門サイトは「それが今、ランバートが海外での選択肢を模索するきっかけとなり、ヤクルトとの契約は、マイナーリーグ契約に限られていたであろうMLBよりもはるかに意味のある契約だ。日本で投手として再出発するチャンスを得た。海外で物事を整理し、過去に多くの投手(マイルズ・マイコラスなど)がやったようにメジャーリーグへの復帰を試みるのにはまだ十分な時間がある」と指摘している。

構成●THE DIGEST編集部

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