現地12月16日、ボルティモア・オリオールズが公式SNSで菅野智之を獲得したと発表した。「菅野智之投手、オリオールズへようこそ！」と日本語で記し、続けて英語で「Welcome to the O’s, Tomoyuki!」と記載。侍ジャパン時代の写真を付けて、新戦力を紹介した。

　米放送局『ESPN』のジェフ・パッサン記者によると、菅野とオリオールズの契約は１年1300万ドル（約20億円）だという。

　オリオールズ専門メディア『Birds Watcher』も菅野獲得の話題に反応し、「素晴らしい契約だ。オリオールズがMVP３度のスガノを獲得した。日本人右腕はNPBで長年にわたり成功を収めている。2024年は156.2イニングで防御率1.67。15勝３敗でキャリア３度目のセ・リーグMVPを獲得した」と伝えている。

「35歳のスガノは、先発投手としての全盛期は過ぎているのは間違いない。近年は急速が90マイル台前半（約146～150キロ）まで落ちているが、正確なコントロールと弱いコンタクトを誘発する能力は、日本人投手のランキング上位に位置する。球速の低下から生じる課題を考慮しても、その能力はMLBで期待できる」

【動画】WBCで米国オールスター打線を圧倒した菅野智之
  　15勝を挙げたエースのコービン・バーンズがFAとなったオリオールズは、今オフに再契約を望んでいるが、他球団との争奪戦となっており去就は不透明。菅野は先発ローテーションの一角として、即戦力の活躍が期待されている。

　同メディアも「スガノの基本的なスキルセットは高水準を誇っており、ザック・エフリン、グレイソン・ロドリゲスに続く、３番手または４番手の先発投手としてローテーションに組み込まれるだろう」と予想した。

　菅野のMLB初挑戦は、現地でも大きな注目を集めている。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】ドジャースがサイ・ヤング賞投手サンディ・アルカンタラの獲得に動く!? MLB専門チャンネルの司会者が大胆予測

【記事】“トラウタニ”が再結成!? トラウトの電撃ドジャース移籍を米メディアが進言「ド軍が若手選手を２人放出」の条件付きも、エンジェルスが本気で検討すると考えられるワケ

【記事】「MVPレースでオオタニに２回は勝てる」 メッツ入りしたフアン・ソトの未来を米メディアが大胆予想！ ２度のWS制覇、300本塁打達成...