50-50が今季のベストシーンだ。
MLB公式サイトは現地12月17日、「2024年トップ100プレー」にロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が前人未到の「50本塁打-50盗塁」を達成した瞬間を今季のベストプレーに選定した。
米球界の歴史に新たな伝説が刻まれたのは、9月19日に敵地で行なわれたマイアミ・マーリンズ戦だ。節目の50号まであと2本に迫っていた大谷は初回に二塁打で出塁した際に三盗を決めて、50盗塁に到達する。この日はバットも絶好調で、3回までに3安打の猛打賞と爆発していた。
4点リードした6回の第4打席には右中間スタンドに2ラン本塁打を放ち、ついにリーチをかけた大谷。14対3と試合の大勢がほぼ決した7回2死三塁で5度目の打席に立つと、マイケル・バウマンが投じた4球目のナックルカーブをレフトスタンドに運び、ついに50本塁打を達成。偉才は感情を爆発させて喜び、敵地ファンも総立ちに。割れんばかりのスタンディングオベーションに大谷はベンチから手を振り、声援に応えた。
MLB公式Xは「唯一無二の選手、唯一無二のシーズン!」と、この感動的なシーンをナンバー・1プレーだと称えていた。なお9回2死一、二塁で再び打席が回ってきた大谷はダメ押しの3ランホームランをぶち込み、結局6打数6安打(3本塁打)、10打点、2盗塁の大暴れ。ド派手に『SHOTIME』を締めくくった。
MLB機構が先日発表した2024年シーズンの「オールMLBチーム」のファーストチーム指名打者(DH)部門で大谷に投票したアンドリュー・サイモン氏は、「今シーズンの野球界で最高の選手」と断言。17日に配信した記事のなかで、「オオタニはトミー・ジョン手術の回復により今季はDH専念に追いやられたが、またもや歴史に残るシーズンを築いた。彼が常に我々を驚かせてくれるのは、野球界で最も信頼できる結果である」と賛辞を綴った。
ドジャース移籍1年目で159試合に出場し、打率.310、197安打、54本塁打、130打点、59盗塁、OPS1.036という異次元の成績を残し、本塁打と打点のリーグ二冠。そして、2年連続3度目のMVPを受賞した大谷。二刀流復帰となる来季は、いったいどんな数字を残すのか。興味は尽きない。
構成●THE DIGEST編集部
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4点リードした6回の第4打席には右中間スタンドに2ラン本塁打を放ち、ついにリーチをかけた大谷。14対3と試合の大勢がほぼ決した7回2死三塁で5度目の打席に立つと、マイケル・バウマンが投じた4球目のナックルカーブをレフトスタンドに運び、ついに50本塁打を達成。偉才は感情を爆発させて喜び、敵地ファンも総立ちに。割れんばかりのスタンディングオベーションに大谷はベンチから手を振り、声援に応えた。
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