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「次期新人王候補を見つけたかもしれない」オリオールズでメジャー挑戦の菅野智之、球団専門メディアがNPBでのキャリアを紹介!「日本のグレッグ・マダックスのようだ」

THE DIGEST編集部

2024.12.21

巨人からオリオールズへと渡った菅野。写真:THE DIGEST写真部

 長年にわたって読売ジャイアンツの大黒柱として活躍した菅野智之は、今オフに海外FA権を行使してメジャーに挑戦。ボルティモア・オリオールズと、年俸1300万ドル(約20億円)の1年契約で合意した。

 球団の専門メディア『bird watcher』は現地12月19日、「菅野智之はオリオールズに豊富な経験と成功をもたらす」と書き出した記事の中で、35歳で新天地へと渡った菅野の功績を次のように紹介した。

「菅野は(セ・リーグの)MVPを3回受賞し、サイ・ヤング賞に相当する沢村賞を2度獲得した。オールスターには8回出場し、ゴールデングラブ賞も3度輝いている。彼は今季、156.2イニングで15勝3敗の防御率1.67、四球はわずか16という成績を残した。

 菅野のキャリアをもう少し詳しく見ていくと、2024年は彼にとって素晴らしいシーズンだったが、最高ではなかった。17年は17勝5敗で、初めて沢村賞を受賞し、187.1イニングで防御率1.59、171奪三振を記録した。防御率2.00を下回ったのは4度あり、通算防御率は1873.1イニングで2.45。これはMLB史上37番目に良い成績だ」
【画像】菅野智之のプライベートショット、題して"男旅"

 日本人投手のこれまでのキャリアを記した同メディアは「オリオールズは次期新人王候補を見つけたかもしれない」と称賛。「試合を長く投げ続ける能力があり、これは最近ではあまり見られないタイプだ」と特徴にも触れている。

 その上で野球界の偉大なスターになぞらえて、菅野をこう表現する。

「スガノは日本のグレッグ・マダックスのようだ。彼の数字がそれを証明している。 彼の成績は、防御率やWHIPなどでマダックスを上回っている。 決して菅野がグレッグ・マダックスだと言っているのではない。42歳まで投げたマダックスと似たスタイルの投手ということだ。

 両者とも比較的ソフトな投手で、正確なコントロールと豊富な球種を持ち、素晴らしい守備もこなす。うまくいけば菅野の数字はMLBでも通用するだろう」

 35歳のオールドルーキーは、米国で今季のようなパフォーマンスを披露できるか。

構成●THE DIGEST編集部

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