大きな話題となったフアン・ソトの争奪戦は、プロスポーツ史上最高額の15年7億6500万ドル(約1147億円)を提示したニューヨーク・メッツが制した。2024年にソトが所属したニューヨーク・ヤンキースも16年7億6000万ドル(約1145億円)の条件を出したが、スラッガーとの再契約はかなわなかった。
そのヤンキースに“リベンジ”のチャンスが回ってきたかもしれない。今オフにMLBに挑戦する佐々木朗希を巡る争奪戦で、両チームが競り合っているというのだ。
佐々木にはMLB30球団中、20球団ほどが関心を持っていると言われている。佐々木とジョエル・ウルフ代理人は各球団に求めたプレゼンテーション資料を基に面談するチームを絞り込み。現地12月20日時点で、ヤンキース、メッツ、カブスと面談をしたと報じられてる。
こうしたなか、米メディア『FanSided』のクリス・ランダース記者は、「ヤンキースがソトを獲得できなかったミスを挽回する絶好のチャンスを得た」として、佐々木の争奪戦が敗れたソト争奪戦のリベンジマッチになると伝えた。
【動画】米人気ポッドキャスト番組で、MLB記者が佐々木朗希の最新動向を熱弁
「同じ街のライバル球団に敗れ去ってから数日後、ヤンキースはメッツのオーナー、スティーブ・コーエンを打ち負かす直接対決の機会を得た。スポーツ界では二度目のチャンスが巡ってくることは、そんなにない。しかしブロンクスは黄金のチャンスを手にした。ササキ争奪戦の展開は、いまのところヤンキースファンを勇気づけている」
ランダース記者は、「両チームは同じ日にササキと会談していた。どのような話し合いをしたのかは不明だ。分かっているのは、世界で最も才能のある若手投手ササキとの契約が、ヤンキースにとって今オフ最も重要な契約になる可能性が高いことだ」と、佐々木の重要性を強調した。
「メッツ、カブスのほか、西海岸のロサンゼルス・ドジャース、サンディエゴ・パドレスと契約する可能性はあるが、東海岸も排除されていない。ソトの再契約に失敗したヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMにとって、弟分のクイーンズの球団に地位を譲ったわけではないことを証明する絶好の機会となる」
ヤンキースにとって佐々木の争奪戦は、大きな意味を持っている。
構成●THE DIGEST編集部
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ヤンキースにとって佐々木の争奪戦は、大きな意味を持っている。
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