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「32歳のヘルナンデスは3年6600万~7200万ドルを要求」米記者が率直疑問「むしろ好条件だ。なぜドジャースは応じないのか?」

THE DIGEST編集部

2024.12.25

ドジャースとT・ヘルナンデスの再契約交渉は停滞していると報じられている。(C)Getty Images

 オフシーズンに入って各球団が補強を進めるなか、王者ロサンゼルス・ドジャースはサイ・ヤング賞を二度受賞したブレイク・スネル投手と契約したものの、依然として外野に穴があいたままだ。

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 現状では中堅手にトミー・エドマン、両コーナーのどちらかに新戦力のマイケル・コンフォートが入ると予想されている。右翼手のムーキー・ベッツを内野にコンバートするプランがあるため、もうひとつのポジションが決まっていない。

 ドジャースは今オフにFAとなったテオスカー・ヘルナンデスとの再契約を狙っているが、ワールドシリーズ制覇から約2か月が経とうとしてもなお、交渉は一向に進展していないようだ。

 米メディア『The Athletic』のケン・ローゼンタール記者によると、「ヘルナンデスは3年総額6600~7200万ドル(約104~113億円)を求めている」という。この報道を受けて米メディア『FanSided』のザカリー・ロットマン記者が疑問を投げかけた。

「両者の争点は契約期間ではなく、金額のようだ。32歳のヘルナンデスが求める3年は妥当に思える。ベテラン選手との長期契約に躊躇するのなら分かるが、なぜドジャースはこうした金額に応じようとしないのか。およそ2300万ドル(約36億円)の契約は、むしろ好条件だと主張したい」
 
 T・ヘルナンデスは24年シーズンに、33本塁打、4.3 bWARとキャリア最高記録を打ち立てた。99打点、OPS.840、オールスター出場、シルバースラッガー賞と、シーズンを通して打線の中軸として活躍した。

「オールスター出場選手が比較的短期の契約で2300万ドルの価値がないなんてありえない。ヘルナンデスが30代後半までその年俸を要求していたなら話は別だが、この状況はそうではない」

 大谷翔平の存在やワールドシリーズ制覇で、ドジャースは24年に莫大な金額を手にしたと言われている。そんななか、T・ヘルナンデス側の要求にすんなり応じないドジャースのフロントにロットマン記者は納得していない。

「ドジャースが正気を取り戻して、再契約を望んでいるスラッガーと合意に達する可能性はある。ただ、ヘルナンデスは自らの要求を譲歩する必要はない。妥当性があれば、ドジャースでなくとも他球団がすんなりと応じてくれるだろう。ドジャースにはほかの選択肢があるのかもしれないが、チームに適合しているヘルナンデスの代役を見つけるのは簡単ではないはずだ」

 この1週間は交渉が行なわれていないという報道もあるなか、ドジャースとT・ヘルナンデスの交渉はどう決着するのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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