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MLB

「タナカの旅はまだ終わっていない」巨人入りの田中将大に古巣ヤ軍メディアも熱視線!! 決意のコメントにも賛辞 「ハングリー精神を反映」 

THE DIGEST編集部

2024.12.28

背番号は11を背負うことになった田中。来季のピッチングが注目される。写真:産経新聞社

背番号は11を背負うことになった田中。来季のピッチングが注目される。写真:産経新聞社

 新天地でのリスタートに海の向こうからもエールが送られている。

 巨人への移籍が決定し、12月25日の入団記者会見で抱負を語った田中将大。プロ入り以降、長きに渡り在籍した楽天を離れ巨人の一員となり、ベテランとしての今後の目標や、新たな戦いへの心境なども打ち明けていた。

【動画】MLB時代の田中将大vs.大谷翔平!
 多くの人々が耳を傾けた田中の言葉の数々には国内のみならず、米国メディアも大きな関心を寄せている。ニューヨーク・ヤンキースの情報を専門に扱う『Pinstripes Nation』が現地時間12月27日、田中の特集記事を配信。2014年から7シーズンにわたりヤンキースに所属し、主力選手として活躍した田中の再出発に熱視線を送っている。

 記事の中では、巨人入りの会見の場で、「(通算200勝までの)あと3勝でキャリアを終えるつもりはない」と発した田中の言葉が紹介されており、これに対し同メディアは、「元ヤンキースのエースは自信たっぷりに語り、逆境に負けず、歴史を作り続ける決意を示した」と称賛。さらに、「ひとつでも多くの勝利に貢献したい」と意欲を示したコメントもフォーカスしており、「この言葉は、メジャーリーグで圧倒的な強さを誇った時代から、日本プロ野球(NPB)で卓越性を追求している現在に至るまで、彼のキャリアを定義してきたハングリー精神を反映している」などと評した。

 同メディアは今回の移籍を踏まえ、「マサヒロ・タナカの旅はまだ終わっていない。大陸をまたにかけ、高揚する勝利と厳しい試練の両方を経験してきた彼のキャリアは、野球に対する揺るぎのない情熱の証なのだ」と日本人右腕への印象を綴っており、「読売ジャイアンツのマウンドに立つ準備をする中、ファンもアナリストも、かつて彼を世界で最も優れた投手の一人にしたあの調子を取り戻せるかどうか、熱心に見守っている」と期待を寄せた。

 また、「タナカにとって、今シーズンは単なる新章ではなく、逆境に直面しても偉大さを取り戻せることを証明する機会なのだ」として再起を望むとともに、来季の展望として、「彼が勝利を追い求めようが、期待に逆らおうが、幼少期からの憧れていたチームのジャージを着ていようが、確かなことがひとつある。タナカのカムバックが注目すべきものだということだ」などと論じている。

 新チームで迎えるプロ19年目、田中がどんなパフォーマンスをみせるのか。そして来季、その右腕にはこれまで以上の視線が注がれるのは間違いない。

構成●THE DIGEST編集部
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