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MLB

元ド軍G・ラックス獲得のレッズに米国内メディアから称賛相次ぐ カブス地元メディアは同地区ライバル台頭に警戒心「無視できない存在になりつつある」

THE DIGEST編集部

2025.01.09

新天地での活躍に期待がかかるラックス。(C) Getty Images

新天地での活躍に期待がかかるラックス。(C) Getty Images

 MLBのストーブリーグは、2025年に入ってもFA選手の移籍やトレードが活発化。その中で1月6日に発表された、ロサンゼルス・ドジャースとシンシナティ・レッズによるトレードが大きなインパクトを残した。

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 ドジャースからは昨年の世界一にも貢献したギャビン・ラックスがレッズへと移籍。膝の故障明けのシーズンとなった24年は139試合に出場、ポストシーズンでも最後までロースターに名を連ねた。生え抜きであり27歳という年齢もあって、連覇を目指す新シーズンの活躍にも期待が寄せられていた。

 一方レッズはラックス獲得と引き換えに、若手のマイク・シロタ、そしてドラフト指名権を手放した。当然、ラックスは攻守における即戦力との構想でチームに迎え入れているはずだ。ただし、実績などからも、「大物」という表現は当てはまらないと言えるラックスだが、このトレード移籍に関しては米国内で大きく報じられている。

 スポーツメディア『CLUTCH POINTS』では今回のトレードを受け、「ナ・リーグ中地区で今季上位進出を目指すレッズに、全盛期を迎えつつあるプレーヤーが加わることになった」と古豪の補強を称えている。

 さらに、昨年のスタッツにも言及。「後半戦には、61試合で打率.304、出塁率.390、長打率.508を記録し、野球界で最も生産性の高い打者の一人となった」と評価。また、現在のレッズではラックスの定位置としてきた内野のポジションにそれぞれレギュラークラスが揃っているとしながらも、「外野での45試合の出場経験を持つラックスの多才さは、出場機会を求めて柔軟に起用される可能性を広げるだろう」などと見通している。

 他にも、シカゴ・カブスの情報を発信する地元メディア『ChiCitySports』は、カブスの同地区所属であるレッズの的確な補強について、「シンシナティ・レッズがドジャースからギャビン・ラックスを獲得したことで、カブスの優勝への道がさらに厳しくなった」と警戒心を強めている。

 加えて、「若きエースのハンター・グリーンを中心にした先発ローテーション、そしてスター遊撃手エリー・デラクルーズを軸とする若い攻撃陣を擁するレッズは、カブスにとって無視できない存在になりつつある」として、ライバル球団の台頭を気にかけている。

 ドジャースではバイプレーヤーとして存在感を放ったラックスだが、レッズではどんな活躍をみせるか。新天地での飛躍が大いに期待できそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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