プロ野球

「バット振らない日っていうのは1日もなかった」――ドラ1スラッガーの麦谷祐介プロへの準備【オリ熱入寮2025】

THE DIGEST編集部

2025.01.28

各種バット持参で入寮した麦谷。即戦力のドラ1スラッガーらしい姿だ。写真⚫︎野口航志

 年が明けて、オリックスも新人選手たちが次々と入寮。新人合同自主トレなど、2月の春季キャンプに向けて練習に励んでいる。富士大からドラフト1位で入団した麦谷祐介は「3本バット持ってきて、スキンバットとバレルバット2本と、パーマットバットって言うんですけど……いろんな意味があるんですけど、それを持ってきました」と早速"商売道具"を披露した。

 パーマットバットは。大学1年生から監督が勧めてくれたもの、「定期的にっていうよりも、その崩れた時とかに使おうかなと思ってます」と好不調によって使うバットを変えていくという。

 ちなみにしっくり来るのは元巨人ほかの二岡智宏モデルで、「本当に自分が合ってたので、それを今使用してます」。年末には球団OBでもあるイチローのドキュメンタリー番組が二夜連続で放送されていたのを見ていたそうで「本当にかっこいいなとしか思いませんでしたし、本当にもう何回も見ました。やっぱりすごい方ですし、お会いできることがあればいろんな話も聞きたいですし、やっぱりその目標とする選手なので。他の動画も見てますけど。本当に尊敬してる方はかっこいいと思いました」と憧れのレジェンドへの想いはさらに強くなったようだ。
 
 1年目の目標は「まずは怪我をせずに1年間やるっていうこと。開幕一軍、そして開幕スタメンっていうのをやっていきたい」。首脳陣からも即戦力として期待が大きいだけに、「そうですね。やっぱ期待されてるっていうのはわかってるんで。あと自分もそれに応えるだけなので、しっかりとした練習姿勢だったり、その野球以外の姿勢もしっかりやっていきたい」と気を引き締めていた。

 また、「ゴールデン・グラブ賞」も取りたいと語る。「やっぱ足や守備もアピールしたいので、そこにプラスして、バッティングの波を少なくして、見ていただきたいなと思ってます」と好走守三拍子揃った姿を見せたいようだ。

 最後に「自分はもともと大学に入ってから、オフの日でも絶対バットを振ってたので。バットを振らない日っていうのは1日もなかったので、それを継続してやってきてました。プロは本当に練習環境がすごいので、本当に野球に真摯に打ち込みたいなって思ってます」と練習好きの面を見せた麦谷。オーバーワークに気を付けつつもトレーニングに励み、来月のキャンプを迎えてもらいたい。

文⚫︎THE DIGEST取材班
写真⚫︎野口航志