投票結果の発表が明日に迫った。

　現地１月21日、いよいよ2025年の米野球殿堂入りメンバーが決定するが、その中でも特に注目度が高いのは、シアトル・マリナーズやニューヨーク・ヤンキースなどで活躍したイチロー氏。日本人選手初の選出が確実視されており、もし満場一致の殿堂入りとなれば、元ヤンキースのマリアノ・リベラ氏以来、史上２人目の快挙だ。
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　MLB公式サイトが引用しているトラッキングサイト「Baseball Hall of Fame Vote Tracker」によれば、今年度から候補者リストに加わったイチロー氏は、「100％」の得票率を維持しているという。現地20日に公開されたデータでは、188人全員（全体の48.0%）が日本のレジェンドに票を投じており、まだ満場一致の可能性が残されている。

　こうした状況を受け、現地でも"満票選出"への期待が高まっており、米メディア『Bleacher Report』は、「得票率100%で殿堂入りだろう」と結果を予測。さらに、「疑問なのは、有資格初年度に選ばれるかどうかではない。リベラ氏以来、得票率100%で殿堂入りを果たすかどうかだ」と続け、イチロー氏の功績を次のように称えた。
  「フィールド上の活躍だけでも有資格初年度の殿堂入り選手となるにふさわしいが、彼はまた、メジャーの試合に初めて出場した日本生まれのポジションプレーヤーであり、あらゆる世代の選手に道を切り開いた。過去25年間で最も広く愛された選手の一人、2000年代における野球界の顔の一人だ。得票率100%で楽々とクーパーズタウン行きだろう」

　また、米放送局『CBS Sports』は、「ここまでイチロー氏を入れずに投票した記者がいない」とトラッキングサイトのデータを取り上げつつ、「私の予想では、満場一致にならないと思うが、かなり近い結果になるはずだ」と記述。「99%を超え、もしかしたらリベラ氏以来、満票選出で殿堂入りを果たすかもしれない」と注目を寄せていた。

　なお、25年の米殿堂入りメンバーは、日本時間22日午前８時からMLB専門チャンネル『MLB Network』で発表される。

構成●THE DIGEST編集部

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