専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

たった1票足らず…イチロー氏がアジア人初の米野球殿堂入りも“満票選出ならず” 『得票率99.7%』に日米ファンは違和感「ひねくれ者は必ず存在する」

THE DIGEST編集部

2025.01.22

アジア人初の米野球殿堂入りを果たしたイチロー氏。だが満票選出に届かず疑問の声が上がっている。(C)Getty Images

アジア人初の米野球殿堂入りを果たしたイチロー氏。だが満票選出に届かず疑問の声が上がっている。(C)Getty Images

 たった1票足らなかった。

 2025年度の米野球殿堂入りが現地1月21日(日本時間22日)に発表され、オリックスやシアトル・マリナーズなどで活躍し、日米通算4367安打をマークしたイチロー氏(マリナーズ会長付き特別補佐兼インストラクター)が日本人選手初となる米殿堂入りを果たした。だが一方で、注目された得票率は99.7%で満票選出が叶わなかったことに日米ファンの間では疑問の声が少なからず上がっている。
 
 アジア人として初の偉業を成し遂げた。イチロー氏は2000年オフにシアトル・マリナーズに移籍すると、01年に打率.350で首位打者を獲得し、新人王とア・リーグMVPをダブル受賞した。04年にはシーズン歴代最多となる262安打を放つなど10年連続200本安打、ゴールドグラブ賞を10度受賞するなど計19年間のMLBキャリアで通算3089安打をマーク。数々の記録を塗り替え、卓越した技術でファンを魅了した。
 
 しかし、注目された「得票率100%」には届かなかった。全米野球記者協会(BBWAA)に10年以上在籍する記者が最多10人を連記する投票で、イチロー氏は394人中393人の票を得たが、満票にわずか1票届かなかった。過去、満票選出はメジャー史上最多652セーブを挙げたニューヨーク・ヤンキースの絶対的守護神マリアノ・リベラしかおらず、野手として初の偉業に注目が集まっていた。

 この結果にネット上では、「満票でなかった事に違和感」「残念というか、なんで?って感じ」「入れなかった記者は野球を知らないか、相当なへり屁理屈のようだ」「普通なら満票に値するとは思うが、ケン・グリフィーJr.やデレク・ジーターでさえ満票ではなかったことを考えれば仕方ないのかな」「いつの時代もひねくれ者は必ず存在する」などなど、納得がいかない意見やイチロー氏に投票しなかったことを疑問視するコメントが米国でも見受けられ、波紋が広がっている。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】日米で数々の金字塔を打ち立てたイチローの偉業を振り返る厳選ギャラリー‼

あのジーターやグリフィーでさえ叶わず...満票での殿堂入りが取り沙汰されること自体がイチローの偉大さの証<SLUGGER>

シアトル伝説左腕が激白! 米殿堂入りが確実視されるイチローの“意外な姿”を元同僚が目撃「6球連続でボールを直撃させたんだ」

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号