“キケ”の愛称で知られるエンリケ・ヘルナンデスは、「ロサンゼルス・ドジャースに必要だ」。米放送局『ESPN』のバスター・オルニー記者が、ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のポッドキャスト番組に出演した際に力説した。

　ドジャースからFAとなったE・ヘルナンデスは、オフシーズンに入った当初からドジャースとの再契約を公言。内外野を問わず、どこでも守れるムードメーカーとの再契約を、ファンも待ち望んでいる。

「シーズンはとても長い」と語ったオルニー記者は、「毎日のように試合をする選手たちは、私たちがそうであるように、日々、浮き沈みがある。だから、キケのようなエネルギッシュな選手がクラブハウスにいると、シーズンを通してチームの士気を高めることができる。これは非常に重要な点だ」とE・ヘルナンデスの重要性を説いた。

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  『Dodgers Nation』もオルニー記者の言葉を記事化し、「スーパースターチームにおいて、キケは毎日出場するような選手ではいかもしれない。しかし、チームにエネルギーや活気をもたらす貢献は、チームの成功にとって極めて重要だ」と、33歳のプエルトリコ出身選手との再契約をフロントに訴えた。

　E・ヘルナンデスは24年シーズンの前半、71試合で打率.191、５本塁打、OPS.557と苦戦したが、眼鏡をかけ始めると、後半戦では55試合で打率.274、７本塁打、OPS.766と成績を向上させた。ポストシーズンでも好調で、打率.294、２本塁打、OPS.808を記録。20年に続いて、ドジャースで２度目のワールドシリーズ制覇を成し遂げた。

　現地１月20日には、今オフに再契約したテオスカー・ヘルナンデスが「戻ってきてほしい」とメッセージを送っているが、はたしてドジャースのフロントはE・ヘルナンデスとの再契約に踏み切るのか。ドジャースのファンはその日を待ちわびている。

構成●THE DIGEST編集部

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