３年7400万ドルの契約が残っているセントルイス・カーディナルスのノーラン・アレナドは、球団のペイロール削減方針によってトレード要員となっている。

　カリフォルニア州オレンジ郡ニューポートビーチ出身のアレナドは、ロサンゼルス・ドジャース、サンディエゴ・パドレス、ニューヨーク・メッツ、フィラデルフィア・フィリーズ、ロサンゼルス・エンジェルス、ボストン・レッドソックスと、故郷に近い球団か地区優勝を狙える球団への移籍を望んでいると言われ、とりわけ2024年王者のドジャースをもっとも望んでいると報じられている。

　しかし、ドジャースはアレナドを望んでいないようだ。米放送局『ESPN』のバスター・オルニー記者はポッドキャスト番組『Dodgers Dugout』で、「アレナドは何か月もの間、ドジャースのトレード候補に挙がっていた。そして６週間前にドジャースに話を聞いたら、こう言われた。『チームが欲しがっていたら、すでに獲得していただろう』とね。アレナドが獲得可能なのは秘密の話ではなかったが、チーム補強リストのトップにいるようには見えない」と語った。

【画像】イチローが日本人初の米野球殿堂入り！シアトルでの会見の様子をお届け！
  　ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』はこの話題に言及。「オルニー記者がアレナドの希望を打ち砕いた。ドジャースがアレナドを望んでいない可能性が高いことを明らかにした」と伝えた。ゴールドグラブ賞10回のアレナドの契約にはトレード拒否条項があり、12月にはヒューストン・アストロズへのトレードを拒否している。

　米誌『Sports Illustrated』でドジャースを担当するバレンティーナ・マルティネス記者もオルニー記者のコメントを引用。「現時点でアレナドの見通しは暗いまま。現実的には７月のトレード期限までカーディナルスにとどまる可能性がある。アレナドをトレードで獲得すれば大きな補強と言えるだろうが、ロサンゼルスにとって必ずしも必要ではない」と、ドジャース入りする可能性は少ないと報じた。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】「タダで年間77億円の価値が得られるのに」　DeNA復帰のバウアーが〝現状への不満〟を爆発「ショウヘイに次ぐ２位」「この不条理さは計り知れないよ」

【記事】「軽く投げているのにすごい音」オリオールズ菅野智之の初ブルペン、日米ファンがエール「この男の投球がすごく楽しみだ」オ軍、MLB公式も反応

【記事】来日したベッツの“１番の思い出”は、笑顔満開の野球教室！ 「子どもたちの野球を楽しむ姿に勝るものはない」「また来るのが待ちきれない」