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ドジャース復帰はかなわず…WS開幕投手フラハティの移籍先決定「2年3500万ドルで契約」米記者報道「記憶に残り続ける」地元メディアは賛辞

THE DIGEST編集部

2025.02.03

ドジャースからFAとなっていたフラハティが、古巣タイガースと合意したと報じられた。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースからFAとなっていたジャック・フラハティが古巣デトロイト・タイガースと契約合意した。米放送局『ESPN』のジェフ・パッサン記者が、「2年3500万ドル(約54億円)で合意」と報じた。契約には1年目の2025年シーズン後にオプトアウトできる権利も含まれているという。

 フラハティはセントルイス・カーディナルス、ボルティモア・オリオールズを経て、24年に1年契約でタイガースに所属。18度の先発で7勝5敗、防御率2.95をマークすると、7月のトレード期限直前にトレードでドジャースに加入した。

 投手陣に故障者が相次いだドジャースでは、10度の先発で6勝2敗、防御率3.58。レギュラーシーズンに加えて、ポストシーズンでも先発の軸としてマウンドに上がり続け、リーグ優勝決定シリーズとワールドシリーズで、それぞれシリーズ開幕投手を務めた。

 優勝パレードの際にフラハティは、「この街が大好きだ。絶対に離れたくない」とコメント。ロサンゼルス近郊のバーバンク出身の右腕は、このようにドジャースとの再契約を望んでいたが、チームはブレイク・スネルや佐々木朗希と契約。大谷翔平が投手復帰することもあり、先発ローテーションの枠は限られていた。

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 1月23日に米ポッドキャスト番組『Foul Territory』に出演した際、フラハティは「LAには戻らない。もう気にしなくなった。どこか別のところに行って、ドジャースに勝てるかどうか試してみたい」と気持ちを切り替えていた。

 タイガースとの契約を伝えたドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は、「チームが多くの選手と契約したため、フラハティと再契約する可能性はずっと低かった。しかしワールドシリーズ制覇に貢献した右腕の奮闘は、ファンの記憶に残り続けるだろう」と、24年の活躍に賛辞を送っている。

 現地3月27日~29日には、ドジャー・スタジアムでタイガース戦が予定されている。フラハティvsドジャース打線。25年シーズンの楽しみが、またひとつ増えた。

構成●THE DIGEST編集部

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