2025年シーズンの躍進チームはシカゴ・カブスかもしれない。米データサイト『Baseball Prospectus』の成績予想システム『PECOTA』が2025年シーズンの順位を予測し、ロサンゼルス・ドジャースの103.6勝、アトランタ・ブレーブスの91.9勝に次いで、カブスを90.5勝と予想した。

　カブス戦を放映する地元放送局『Marquee Sports Network』はこの話題を取り上げ、「25年のカブスがMLB最高のチームのひとつになる。『PECOTA』の順位予想が発表され、それにともなって、２つのいいニュースがもたらされた」と伝えた。

「ひとつは、野球の開幕が近づいていること。もうひとつは、カブスが25年にMLBで３番目に勝つチームと予想されたことだ」

『PECOTA』によるナ・リーグ中地区の優勝予想は、１位が90.5勝のカブス、２位が80.0勝のミルウォーキー・ブルワーズ、３位が78.1勝のセントルイス・カーディナルス、４位が75.2勝のピッツバーグ・パイレーツ、５位が73.8勝のシンシナティ・レッズだった。

　また、25年にカブスが地区優勝する確率は78.6%、プレーオフ進出の確率は87.1%という高い数字がはじき出されており、ナ・リーグ西地区の大本命はカブスと目されている。

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  　カブスの24年シーズンは、83勝79敗でナ・リーグ中地区３位。４年連続でポストシーズン進出を逃している。そんなカブスは今オフに外野手のカイル・タッカー、救援右腕ライアン・プレスリーを、それぞれヒューストン・アストロズからトレードで獲得。クリーブランド・ガーディアンズからFAとなっていた先発左腕マシュー・ボイドとも契約している。

　同放送局は「あくまで予想に過ぎない」と断りながらも、「過去２年は83勝79敗でシーズンを終え、20年を最後にプレーオフに出場していない。もし、予想どおり90勝して地区優勝すれば、カブスファンにとって夢のシーズンとなるだろう」と期待した。

　１年目のMLBで15勝を挙げた今永昇太、４年目の鈴木誠也が所属するカブスは、はたして25年にどのような結果を出すのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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